「デューン 砂の惑星 PART3」IMAX先行販売に予約集中、12月18日日米公開へ

2026年11月5日 19:19

「デューン 砂の惑星 PART3」が2026年12月18日に日米同時公開される。海外では4月から一部のIMAX 70mm上映券が販売され、8月18日の追加販売ではオンライン予約にアクセスが集中した。シリーズ完結編をどのスクリーンで見るかが、公開を前に観客の関心を集めている。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が手がける本作は、シリーズで初めて撮影の一部にIMAXフィルムカメラを使用した。日本でもIMAX、Dolby Cinema、4DX、MX4Dでの上映が予定されている。

■8月の追加販売で予約サービスに障害

NBC Newsによると、8月18日、12月のIMAX先行上映券を購入しようとしたファンから、AMCやFandangoのアプリの障害、長時間の待機を訴える投稿が相次いだ。Fandangoで内部サーバーエラーが表示された画面も投稿され、購入まで1時間以上かかったという報告があった。

この販売では、IMAX 70mmに加え、デジタルIMAXやDolby Cinemaなどのプレミアム・ラージ・フォーマット(PLF)が対象となった。ワーナー・ブラザースの案内では、メール登録サービス「Dune Insider」の登録者向けに、IMAXやPLF上映のチケットへのアクセスを提供した。

ComingSoon.netが伝えたAMCのアダム・アロンCEOの8月18日の声明によると、同社サイトとモバイルアプリへのアクセスは、「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」の販売開始時の約3倍に達した。アロン氏は「準備はできていると思っていたが、できていなかった」と謝罪し、改善に必要な200万ドル(約3億1600万円)のIT開発費を承認したと説明した。

NBC Newsは、6月にもクリストファー・ノーラン監督の「オデュッセイア」の先行販売でAMCのサイトにアクセスが集中し、長時間の待機が報告されたと伝えている。大作映画では、公開日だけでなく、上映形式や座席を選ぶための予約開始日も観客の行動が集中する機会になっている。

■71分の拡張映像と専用レンズ

ワーナー・ブラザースは8月18日、チケット販売を告知する33秒の映像も公開した。短い新規カットとともに、Dune Insider向け上映の販売開始を案内する内容だ。

IMAXは本作について、シリーズ初となるIMAXフィルムカメラでの部分撮影に加え、音響と音楽も同社の上映環境に合わせて最適化したと説明している。撮影監督はリヌス・サンドグレンが務める。

上映館のAutoNation IMAXによると、IMAX独自の拡張アスペクト比で上映される映像は71分あり、IMAX 70mm上映では一部の場面が縦横比1.43:1で映し出される。縦方向にも広がる画面を使った映像は、大きなスクリーンで作品世界を体感するための見どころとなる。

撮影用の光学機材にも独自の開発が行われた。映像制作専門メディアRedShark Newsによると、Atlas Lens Co.はサンドグレンらと協力し、本作のために特注のIMAX用球面レンズを製作した。撮影段階のレンズ選びから上映時の画角、音響まで、劇場での体験を意識した制作が進められている。

■12月14日から海外で先行上映

米国公式サイトでは、Dune Insider向けの先行上映を12月14日と15日に案内している。14日は一部のIMAX 70mm上映館が対象となり、15日にはデジタルIMAXでも先行上映が予定されている。

AutoNation IMAXは14日と15日の先行上映に続き、17日から通常の上映回を設定している。北米一般公開は18日で、最も早い先行上映はその4日前となる。国や劇場ごとに販売日と上映回が異なり、IMAXも各上映館の最新情報を確認するよう案内している。

本作は、フランク・ハーバートが1969年に発表した小説「デューン 砂漠の救世主」をもとに、ヴィルヌーヴ監督の三部作を締めくくる作品だ。脚本は監督と、コミック「Y:ザ・ラストマン」「Saga」で知られるブライアン・K・ヴォーンが共同執筆した。

ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、フローレンス・ピューらが出演し、ロバート・パティンソンが姿を変える能力を持つスケイタル役で加わる。日本の公式発表では、皇帝となったポールの19年間に及ぶ征服と、チャニも関わる暗殺計画が物語の焦点として示されている。

■同日公開の大作とプレミアム上映枠

12月18日には「アベンジャーズ/ドゥームズデイ」も日米同時公開される。Forbesは「デューン 砂の惑星 PART3」が世界のIMAX上映で3週間の独占期間を確保したと報じており、年末の大作興行ではプレミアム上映枠の配分も重要になる。

「ドゥームズデイ」の先行販売も進んでいる。TheWrapによると、ディズニーのヒュー・ジョンストン最高財務責任者は9月9日の投資家向け会議で、同作の先行販売額が5000万ドル(約79億円)に達したと明らかにした。両作品とも、一般公開より数カ月早い段階からチケット販売を展開している。

IMAX 70mmは専用設備を備える上映館に限られる。「デューン 砂の惑星 PART3」の初期の先行販売後には高額転売も報じられ、GamesRadar+は4月7日時点で、eBayに1000ドル(約15万8000円)規模の出品があり、ダラスの上映券1枚が999.99ドル(約15万8000円)で売れた例を伝えた。限られた上映回と座席を確保しようとする動きが、公開の早い段階から表面化した形だ。

日本では10月30日からムビチケ前売券を販売している。11月5日時点の公式案内では税込1500円で、一部を除く上映劇場でカード券を購入すると、数量限定のオリジナルクリアファイルが1枚につき1点付く。国内の上映形式と販売情報も出そろい、12月18日の公開に向けた準備が進んでいる。

元記事: December Is Already the Biggest Month at the Box Office in Years — and Dune: Part Three Just Proved It

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