Apple、恋愛型AIコンパニオンやデート機能を最低18+に―11月16日から新申告

2026年11月4日 15:06

Appleは2026年11月2日、App Storeの年齢レーティングに関する新たな申告要件を発表した。11月16日から恋愛・デート機能と位置情報共有機能の有無を申告する仕組みを導入し、恋愛的なやり取りを行うAIコンパニオンを含む対象アプリには最低18+を適用する。すべてのアプリについて、2027年1月12日までに申告を完了する必要がある。

■実在の相手とのデートも、AIとの恋愛的な会話も対象

Appleは、開発者がアプリを管理するApp Store Connectの年齢レーティング質問票に、「Shared Location」と「Dating and Relationships」という2つのコンテンツ記述子を追加する。アプリが備える機能を申告し、その内容に応じた年齢区分を設定するための項目だ。

「Dating and Relationships」は、実在する人同士のデートや交際につながる機能に加え、性的または恋愛的なコンテンツを通じて利用者とやり取りするバーチャルコンパニオンを含む。Appleによると、こうした機能を持つアプリの年齢レーティングは最低18+となる。

対象の定義には、性的な内容に加えて恋愛的な内容も明記されている。開発者は、人同士のマッチング機能だけでなく、AIキャラクターとの恋愛的な会話やロールプレイなども確認する必要がある。ソーシャルアプリの一機能として提供する場合も、申告対象になり得る。

AIキャラクターとの会話を提供するサービスには、ReplikaやCharacter.AIがある。Replikaは有料プランで恋人関係を設定でき、Character.AIの公式制作ガイドも恋愛ジャンルのキャラクターを想定している。調査会社Appfiguresによると、AIコンパニオンアプリの世界の月間ダウンロード数は、2024年1月の650万件から同年12月の1300万件へ増えた。

■位置情報共有の年齢区分は地域によって異なる

「Shared Location」は、現実世界の位置情報を別の人やグループと共有する機能を指す。こちらも質問票で申告する必要があり、Appleは、一部の地域では最低年齢レーティングに影響しない可能性があると説明している。

ブラジルでは、現地の規制により、位置情報共有機能を持つアプリにはA16、デート・交際機能を持つアプリにはA18の区分が必要になる。Appleは、こうした地域別の規制に沿って年齢区分を設定するとしている。

ブラジルでより低い年齢区分に該当すると考える開発者は、同国の法務公安省に公式の年齢区分を申請できる。Appleは例として、親子向けに設計された位置情報共有アプリを挙げている。公式の区分が確認されると、ブラジルのApp Storeに表示される。

■更新予定のないアプリも1月12日までに申告

11月16日以降、開発者はアプリのアップデートを提出する際、または年齢レーティング質問票を変更する際に、新しい項目へ回答する必要がある。現在の分類にかかわらず、既存の機能がそれぞれの定義に該当するかを見直すことになる。

18+未満に分類されているアプリでも、デート・交際機能の定義に該当すれば、新たな最低区分に対応する必要がある。2026年11月時点のAppleのグローバル区分は、iOS 26などのバージョン26以降のOSでは4+、9+、13+、16+、18+である。それ以前のOSには12+や17+を含む別の区分が用意されており、表示はOSのバージョンによって異なる場合がある。

すべてのアプリの申告期限は2027年1月12日で、発表から約2カ月半の準備期間となる。アップデートを予定していないアプリも期限までに回答が必要であり、それより前にアップデートを提出したり質問票を変更したりする場合は、その時点で申告する。

元記事: Apple App Store Requires 18+ Age Rating for AI Romantic Companions, Dating Apps—What’s Changing?

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