「WoW: Forever」日本時間11月5日開始へ 新ダンジョン9種、本番用ハードで負荷テスト

2026年10月24日 00:00

Blizzard Entertainmentは、「World of Warcraft: Forever」(以下、WoW: Forever)を日本時間2026年11月5日8時に世界同時開始する予定だ。新ダンジョン9種を備え、既存のWorld of Warcraftのサブスクリプションまたはゲームタイムで利用できる。

10月21日には、正式サービスで使う地域別ハードウェア上で、契約の有無を問わず参加できるストレステストを実施した。発売に先立つ通常ベータは、日本時間10月24日2時に終了する予定だ。

■正式サービス用ハードウェアで負荷を確認

ストレステストは、WoWアカウントを持つプレイヤーに開放された。有効なサブスクリプション、ゲームタイム、招待、ベータ参加権はいずれも不要で、専用クライアントから参加する方式だった。

コミュニティマネージャーのKaivaxは、公式フォーラムで、正式稼働時に使用する地域別ハードウェア上でテストすると説明した。参加者にはキャラクターを作成し、クエスト、アイテムの取引、チャット、グループプレイなどを試すよう呼びかけた。

本番用設備での試験は、実際に使う環境へ多数のプレイヤーが接続した際の問題を探る機会になる。AWSの負荷試験ガイドでも、大規模サービスでは本番と同じ規模の試験環境を用意することが難しく、より小さな構成での試験結果から本番の挙動を推定する場合があると説明されている。

Kaivaxは、今回の参加が、発売日に起こり得る問題の発見に役立つとしている。ストレステストで作成されたキャラクター、名前、ギルドなどは、終了時にすべて削除する運用とされた。

■レベル60の世界を広げ続ける設計

WoW: Foreverは、9月12日のBlizzCon 2026で発表された。WoW Classicを手掛けるチームが開発し、モダン版とClassic版に並ぶ、新たな恒久的なWoW体験として展開する。

レベル上限を60に据え、同じ上限のまま新しい地域、ダンジョン、物語を追加していく設計だ。Blizzardは、冒険の過程を重視することや、プレイヤー同士の交流を育むことを基本方針に掲げている。

従来のように多数のレルム、すなわちサーバーの一覧から選ぶ代わりに、プレイスタイルに合うルールセットを選択する。10月22日更新の公式案内では、Normal、PvP、Roleplayingに加え、Roleplay-PvPも発売時から利用できる予定となった。

各ルールセットは、同じ遊び方を選んだプレイヤーが集まる大きなコミュニティとして機能する。グループ編成、ダンジョン、レイドは同じルールセット内で行い、HordeとAllianceの陣営も分かれる。人口の異なる個別レルムを選ぶ負担を減らし、仲間と遊びやすくする仕組みだ。

Hardcoreは発売後に追加される予定だ。専門メディアのWowheadは、BlizzConで冬の導入予定が示されたと報じている。また、Warcraft Tavernによると、開発陣はインタビューで、WoW Tokenや有料のキャラクターブーストを導入する計画は現時点でないと説明した。

■新ダンジョン9種、レイドは12月9日解禁

新たな冒険の舞台には、Mount Hyjal、Riverglades、Shen'dralasがある。さらに、新種族スカイボーンの初期エリアとしてZephras Isleが加わる。Blizzardによると、レベル1〜60の冒険全体に1,000件を超える新クエストを組み込む。

発売時に登場する新ダンジョンは9種だ。Hall of Thanes、Ruins of Lordaeron、Excavation Site、City of Dalaran、The Drowned City、Krol'dok Stronghold、Alcaz Prison、Blackmaw Hold、Shaper's Terraceで、5人向けのコンテンツがレベル13〜60の範囲に配置される。

レイドは発売から5週間後の2026年12月9日に解禁される。新規の10人向けBarrow Deepsと20人向けHyjal Summitに加え、40人向けのOnyxia's Lairが登場し、いずれもレベル60のプレイヤーを対象とする。

対人戦には、15対15で戦う新戦場Darkspear Islandsを導入する。操作面では公式のゲームパッド対応も用意され、コントローラーを使ったプレイを選べる。

■基本利用料とスカイボーンの追加パック

正式サービスへの基本アクセスは、WoWのサブスクリプションまたはゲームタイムに含まれる。追加購入の対象となるのは、新種族スカイボーンと、その初期エリアZephras Isleでの体験などを含む任意のアップグレードだ。

Wowheadによると、スカイボーンを利用できる最も安いパックはSkyborne Heroic Packで、米国価格は2026年10月時点で29.99米ドル(約4710円)。PC Gamerが報じた米国価格では、Skyborne Epic Packが59.99米ドル(約9420円)、Warcraft Forever Collectionが79.99米ドル(約1万2600円)となる。

Blizzardの案内では、Epic Packにはベータ参加権、正式開始時からの30日分のゲームタイム、追加の外見アイテムなどが含まれる。期間限定のWarcraft Forever Collectionは、これらにWarcraft III: ReforgedとForsaken Kingdomキャンペーンなどを加えた内容で、販売期限は2027年1月11日だ。

物理版Collector's Editionも用意されている。2026年10月23日時点の米国Blizzard Gear Storeでの表示価格は150米ドル(約2万3600円)で、在庫切れとなっている。Warcraft Forever Collectionのデジタルコードに、フィギュアやアートプリントなどのグッズを組み合わせた商品だ。

■ベータ終了と名前予約の予定

9月17日に始まった通常ベータは、ストレステスト終了後に再開する日程が組まれた。Kaivaxの10月22日の告知では、米太平洋夏時間10月23日10時、日本時間10月24日2時に終了する予定だ。

通常ベータへの参加方法は、参加登録をして招待を受けるか、ベータ参加権を含む対象商品を購入する方式となる。対象パックにはSkyborne Epic PackとWarcraft Forever Collectionがある。ベータでの進行状況は正式サービスへ持ち越されず、発売時にはレベル1から冒険を始める。

早期キャラクター名予約は、対象アップグレードまたはCollector's Editionの購入者向けに、米国日付の10月27日〜11月3日に実施する。北米では米太平洋夏時間10月27日13時、日本時間10月28日5時に開始予定で、欧州、韓国、台湾にはそれぞれ別の開始時刻が設定されている。

予約できるのは、全ルールセットを通じて合計3キャラクターまでだ。名前は先着順となる。正式サービスの世界同時開始は、米太平洋標準時間11月4日15時、米東部標準時間18時、協定世界時23時で、日本では11月5日8時となる。

日本語での対応状況について、4Gamerは発表時点で日本語対応の予定はないと報じている。

元記事: WoW: Forever Hits November 4 With Nine New Dungeons; Stress Test Ran on Live Servers

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