【どう見るこの株】ジェネレーションパス、月次売上高12カ月連続増で業績上振れ期待――続落も押し目買い交錯
2026年10月20日 08:19
■9月売上高79%増、11カ月累計は通期予想を14億円超上回る、株価は537円への戻りを探る
ジェネレーションパス<3195>(東証スタンダード)は、前日19日に8円安の457円と続落して引けた。日経平均株価が407円安、東証スタンダード市場株価指数が0.21%安と反落したことが波及し、10月8日につけた直近安値433円から底上げ途上にある同社株にも目先の利益確定売りが増加した。ただ、取引時間中の安値445円からは小戻し、下げ幅を縮小して引けており、下値では押し目買いも交錯した。10月15日に発表した9月度の月次売上高が12カ月連続で前年同月を上回り、売上金額も今期最高となったことなどが手掛かりとなった。なかでも、昨年11月度から今年9月度までの今期11カ月間の累計売上高は200億円を超え、今10月期の通期売上高予想をすでに14億円超上回っており、業績の上振れ期待につながっている。
■9月度売上高は79.0%増、12カ月連続プラスで今期最高を更新
同社の9月度の月次売上高は、23億4500万円(前年同月比79.0%増)となり、昨年10月度以来、12カ月連続で前年同月を上回った。売上金額、前年同月比増加率ともに今年7月度の23億100万円、同66.7%増を上回り、今期最高となった。主力のECマーケティング事業の売上高が好調に推移したほか、商品企画関連事業では、リカバリーウエアなどのアパレル販売事業が急拡大したことなどが増収要因となった。
■11カ月累計売上高は200億円突破、通期予想を14億円超上回る
期初から9月度までの11カ月間の累計売上高は200億100万円(前年同期比33.7%増)となり、今10月期の通期売上高予想186億円(前期比12.4%増)を14億100万円上回った。今年9月14日に発表した今期第3四半期(2025年11月~2026年7月期、3Q)決算でも、売上高は158億5200万円(前年同期比26.8%増)となり、通期売上高予想に対する進捗率は85.2%と、9カ月経過時点の目安となる75%を上回った。月次売上高の好調な推移が通期売上高の上振れ期待を高めている。ただし、月次売上高は速報値であり、最終的な決算数値や利益面の上振れを確約するものではない。
■今10月期は営業利益2.19倍予想、業績上振れなら復配期待も
今10月期の通期連結業績は、売上高186億円(前期比12.4%増)、営業利益2億5000万円(同2.19倍)、経常利益2億4000万円(同34.4%増)、純利益1億8000万円(同11.5%増)と、前期に続く増益が予想されている。なお、今期配当は未定とされているが、東洋経済会社四季報では、業績が上振れて経常利益が3億円以上となった場合、復配の可能性もあると観測されている。
■伊藤忠商事との提携やリカバリーウエア関連人気で株価は乱高下
株価は、昨年10月の伊藤忠商事<8001>(東証プライム)との共同開発・販売提携を手掛かりに、連続ストップ高を交えて850円まで約2.06倍化した。その後の調整安値396円からは、医療機器製造販売業許可の取得、東証グロース市場から東証スタンダード市場への市場区分変更申請、伊藤忠商事との提携延長などの材料が続き、500円までリバウンドした。しかし、全般相場の急落とともに年初来安値393円まで再調整した。
■当面は537円が戻りの目安、月次売上高の好調持続が焦点
同安値からは売られ過ぎ修正の動きにリカバリーウエア関連人気も加わり、697円まで上値を伸ばしたが、3Q決算発表時に通期業績予想を期初予想のまま据え置いたことで、ストップ安を交えて下放れ、433円まで売られた。足元では9月度月次売上高の連続プラスを手掛かりに底上げ途上にある。今後は業績上振れ期待を支えに一段の戻りを試す展開が想定され、まず年初来高値746円から直近安値433円までの調整幅の3分の1戻しに相当する537円近辺が、当面の上値目標として意識されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)