冨士ダイスとダイジヱット工業、省タングステン合金「サステロイ」の販路拡大
2026年10月19日 07:21
■重要鉱物の供給リスク低減へ、業務提携の第2弾施策を10月16日開始
冨士ダイス<6167>(東証プライム)とダイジヱット工業<6138>(東証スタンダード)は10月16日、重要鉱物への依存度を抑えた合金の普及を目指す業務提携の第2弾施策を開始したと発表した。冨士ダイスが開発した省タングステン・コバルト合金「サステロイ」を、両社の販売ネットワークと顧客基盤を活用して拡販する。両社は6月26日に業務提携を公表していた。
両社は超硬工具・金型などの製造・販売を手掛ける。超硬合金の主原料であるタングステンは、中国による重要鉱物の輸出規制強化などを背景に需給や価格の変動リスクが高まっている。冨士ダイスは2023年3月に「サステロイST60」、2025年10月に耐摩耗性を高めた「サステロイSTN30」を開発・販売。ダイジヱット工業はタングステンとコバルトを含まない合金「サーメタル」を展開する。
提携第1弾ではダイジヱット工業製「サーメタル」の販売網拡充を進めた。第2弾では冨士ダイスが「サステロイ」を供給し、ダイジヱット工業が素材のまま、または加工した工具・金型として顧客に販売する。施策に関する契約締結日と開始日はともに10月16日。両社とも2027年3月期業績への影響は軽微と見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)