ヒット、SHIFT傘下の2社を12億9000万円で買収、屋外広告とデジタル制作を融合

2026年10月16日 06:53

■ナディアとxbsを10月30日に完全子会社化へ、関連費用含む概算総額13億5500万円

 ヒット<378A>(東証グロース)は10月15日、SHIFT<3697>(東証プライム)が全株式を保有する中間持株会社デケムから、ナディアとxbsの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得する株式の価額は計12億9000万円で、内訳はナディアが11億7500万円、xbsが1億1500万円。アドバイザリー費用など6500万円を加えた概算総額は13億5500万円となる。15日に取締役会決議と契約締結を行い、10月30日の取得実行を予定する。

 ヒットは繁華街やロードサイドなどで大型の屋外広告やデジタルサイネージを展開する。2026年9月末時点で69媒体・153面の自社媒体を保有。買収するナディアは企業ブランディングの戦略立案からWeb・グラフィック・映像制作、イベント企画などを手掛け、知的財産(IP)の活用にも強みを持つ。一方、xbsはアプリケーション開発、UI/UXデザイン、Webサイト制作を担う。両社の制作・デジタル技術を取り込み、広告枠の販売から企画制作、複数媒体を組み合わせた広告展開まで一体で提案する体制を目指す。

■ナディアは直近期に営業減益、買収後の収益寄与が焦点

 ナディアの2026年8月期売上高は11億932万5000円、営業利益は7782万3000円で、前期の営業利益1億1376万9000円から減少した。xbsの同8月期売上高は7961万8000円、営業利益は1860万5000円。いずれも監査前の数値であり、2026年8月期は正式な決算確定前の社内管理資料に基づく参考値となっている。

 買収後は2社をそれぞれ100%子会社として運営し、原則として既存取締役を留任させるほか、ヒットからも非常勤役員を派遣する方針。屋外広告の営業網とナディアのブランド構築力、xbsの開発力を組み合わせた共同提案や専門営業チームの設置を進める。業績や財務状況への影響は現時点で未定とし、明らかになった段階で開示する。取得価額に見合う収益拡大と、制作・クロスメディア分野の事業化が今後の確認点となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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