加賀電子、東大発Highlandersに出資、フィジカルAI・ロボティクス市場へ戦略投資
2026年9月30日 12:37
■ヒューマノイドや四足歩行ロボットを自社開発、国内外の販売網を生かし量産製品の販売にも参画
加賀電子<8154>(東証プライム)は9月30日、フィジカルAIおよびロボティクス分野で先進的な技術開発を手掛ける東京大学発スタートアップ、Highlandersに出資し、資本参加したと発表した。次世代ロボット市場の成長を見据えた戦略投資で、同社が持つロボティクス・フィジカルAI技術の社会実装を支援するとともに、加賀電子グループの事業領域拡大につなげる。
Highlandersは2023年5月設立。フィジカルAI時代を見据えたロボット研究開発を進め、ヒューマノイドロボット「N(エヌ)」や四足歩行ロボット「HLQ Edge」を展開する。機械設計、電装・制御、AIソフトウェアまで一貫して自社開発する体制を構築し、国産ロボットプラットフォームの実現を目指している。本社は東京都豊島区、埼玉県所沢市に開発拠点を置く。
■製造・物流などの人手不足解消へ、CVCによる新規事業創出も加速
加賀電子は今回の出資を通じ、国内外に展開する販売ネットワークや顧客基盤を活用し、今後Highlandersが量産する各種ロボット製品の販売にも参画する方針。製造業、物流、社会インフラ、研究開発など幅広い分野で深刻化する人手不足への対応や生産性向上を後押しし、フィジカルAIを活用した次世代ロボット市場の拡大を新たな成長機会として取り込む。
加賀電子は創立50周年を迎えた2018年から、総投資枠50億円のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設定している。独自の技術や製品、ビジネスモデルを持つベンチャー企業への投資を通じ、新たなイノベーションや新規事業の創出を進めてきた。今回の資本参加でも、エレクトロニクス商社として培った部品調達、生産、販売などの機能と先端ロボット技術を組み合わせ、持続的な成長と企業価値向上を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)