マーケットエンタープライズ、栃木県那須町が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2026年9月16日 16:10

■リユース施策初導入による廃棄物削減へ

 栃木県那須町(町長:平山幸宏)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証スタンダード)は、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、2026年9月16日(水)から連携を開始すると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を活用し、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築することで、那須町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 那須町では、高齢化に伴いごみの搬出が困難な町民が増えていることや、ごみとして排出された不要品の中にリユース可能なものが多く含まれていることを課題としており、町民に向けたリユース活動の周知・啓発につながる施策の導入を検討していた。

 一方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げている。「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動するなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取り組みに注力してきた。

 こうした中、マーケットエンタープライズが那須町に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という双方のニーズが合致したことから、「おいくら」を活用した今回の取り組みが実現した。

■「おいくら」とは・・・

 「おいくら」は、マーケットエンタープライズが展開するリユースプラットフォームである。不要品を売りたい人が「おいくら」を通じて査定を依頼すると、全国の加盟リユースショップに一括で査定を依頼でき、買取価格・日時・買取方法・口コミなどを比較できる。一度の依頼で不要品の査定結果をまとめて比較し、売却できる手軽さが支持され、これまでおよそ177万人(2026年6月末日時点)が利用している。

■那須町の課題と「おいくら」による解決策

 那須町では、事前申請による戸別収集およびクリーンステーション那須への自己搬入によって粗大ごみを回収しており、大型品や重量のあるものでも町民が自宅の外へ運び出す必要がある。町民からは「玄関先まで粗大ごみを搬出するのが難しい」といった声が寄せられていた。

 「おいくら」では、希望に応じて自宅内まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能であり、大型品や重量のあるものでも売却しやすくなる。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品についても、まだ使用可能なものであれば買い取られる可能性がある。「おいくら」を通じて買取を依頼すれば、最短で当日に不要品の売却・受け渡しが可能となる。町民のサービス利用料だけでなく、町の費用負担もない。

■今後について

 9月16日(水)13時00分(公開時間が前後する可能性がある)に、那須町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定を申し込めるようになる。

 那須町と「おいくら」の連携により、二次流通のさらなる活性化を通じた循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれるほか、自治体の廃棄物処理量や処理コストの削減にもつながる。また、売却という手軽なリユース手段が町民に認知されれば、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が広がり、多様化する不要品処分ニーズに対応できる。

 加えて、町民のリユースに対する意識の変化や、循環型社会形成の促進も期待される。この官民一体の取り組みにより、循環型社会の形成に向け、社会的側面と経済的側面の双方から課題解決を目指す。

■栃木県那須郡那須町

 那須町は栃木県の最北端に位置し、首都東京から約170キロメートル、東京と仙台の中間に位置している。那須連山と八溝の山並みに広がり、北西部には那須連山の主峰・茶臼岳がそびえ、現在も煙を上げている。その南斜面には1390年の歴史を持つ温泉があり、日光国立公園「那須温泉郷」として観光名所となっている。

 山麓地帯には別荘地やテーマパークがあり、高原地帯では傾斜地を利用した酪農が続いている。中央・東部地区には水田地帯が広がる。また、南東部の伊王野・芦野地区には、源義経に始まり俳人松尾芭蕉に至るまで多くの史跡があるほか、林業・石材業の町として発展を続けている。

・人口:23,005人(男性11,454人、女性11,551人)(2026年9月1日) ・世帯数:10,890世帯(2026年9月1日) ・面積:372.34平方キロメートル(2026年4月1日) (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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