ギフトHD、3Q累計営業利益56.5%増、期末配当8円へ増額、既存店伸長と原価改善が寄与

2026年9月15日 08:13

(決算速報)

■「町田商店」などの集客と新店が牽引、上方修正後の通期計画に対する営業利益進捗率74.4%

 ギフトホールディングス<9279>(東証プライム)は9月14日、2026年10月期第3四半期連結決算と期末配当予想の増額を発表した。「町田商店」「豚山」「元祖油堂」などを展開し、既存店売上の伸長と新店の寄与、調達・製造の効率化で大幅増益となった。8月24日に上方修正した通期業績予想は据え置いた。

■営業利益率11.5%、集客拡大とコスト管理が奏功

 第3四半期累計(2025年11月~2026年7月)の売上高は前年同期比23.6%増の322.70億円、営業利益は56.5%増の37.18億円、経常利益は56.4%増の37.19億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は55.9%増の24.57億円だった。営業利益率は11.5%となった。

 国内直営店の既存店売上高は、改装店を除き前年同期比3.0%増となった。2025年12月の価格改定に加え、店舗サービスの改善や一部店舗の営業時間延長が寄与した。食材調達の見直し、自社工場の製造効率向上、来客数に応じた人員配置も奏功し、本社費用や海外事業、新店開業に伴うコスト増を吸収した。

■通期営業利益50億円を維持、期末配当を1円50銭増額

 通期は売上高439億円(前期比22.4%増)、営業利益50億円(48.5%増)、経常利益49.70億円(47.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益30.20億円(38.2%増)、1株当たり当期純利益75円32銭を見込む。通期計画に対する営業利益の進捗率は74.4%。第4四半期も足元の既存店売上は好調としているが、先行投資の可能性や外部環境の不確実性を考慮し、同四半期の計画は維持した。

 期末配当予想は6円50銭から8円へ、1円50銭増額した。9月1日付で実施した1対2の株式分割前の基準に換算すると、年間配当予想は従来の26円から29円となり、前期の22円に対して実質7円の増配となる。

■株価は2179円、増益の持続性と出店進捗が焦点

 9月14日の終値は2179円。最新の会社予想に基づく予想PERは約28.9倍、株式分割後の基準に換算した年間配当14円50銭に基づく予想配当利回りは約0.67%となる。今後は既存店の集客維持と出店の進捗に加え、海外事業の先行費用を吸収しながら利益成長を続けられるかが焦点となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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