ネオジャパン、27年1月期中間決算は計画上回る増収・営業増益、クラウド利用増で通期上振れ余地

2026年9月14日 07:44

(決算速報)  ネオジャパン<3921>(東証プライム)は9月11日に27年1月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。増収増益と順調だった。グループウェアdesknet‘s NEOクラウドを中心にクラウドサービスが伸長し、広告宣伝費等の増加を吸収した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。期末に向けてストック売上が積み上がる収益構造であることを勘案すれば通期予想に上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は反発力の鈍い形だが、好業績に加えて高配当利回りも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■27年1月期中間期は増収増益と順調、通期上振れ余地

 27年1月期中間期の連結業績は売上高が前年同期比6.4%増の42億26百万円、営業利益が7.9%増の13億48百万円、経常利益が7.3%増の13億89百万円、親会社株主帰属中間純利益が6.6%増の9億47百万円だった。社内計画を上回る増収・営業増益と順調だった。グループウェアdesknet‘s NEOクラウドを中心にクラウドサービスが伸長し、広告宣伝費等の増加を吸収した。

 ソフトウェア事業(米国子会社DELCUIを含む)は売上高が8.0%増の32億20百万円、営業利益(セグメント間取引消去前)が8.3%増の13億67百万円だった。

 売上高の内訳はクラウドサービスが11.0%増の23億20百万円、プロダクトが6.0%増の8億63百万円、技術開発が52.4%減の36百万円だった。クラウドサービスの内訳は、月額売上合計が10.9%増の22億87百万円(グループウェアdesknet‘s NEOクラウドが7.7%増の18億77百万円、ノーコード業務アプリ作成ツールAppSuiteクラウドが37.0%増の2億49百万円、ビジネスチャットChatLuckクラウドが15.3%増の53百万円、その他月額売上が17.2%増の1億05百万円)で、その他役務作業等が18.9%増の33百万円だった。クラウドサービスはdesknet‘s NEOクラウドのセットプラン利用ユーザー数が順調に増加したほか、AppSuiteクラウドとChatLuckクラウドの利用ユーザー数も増加した。プロダクトではライセンス売上が20.4%増の1億91百万円、サポートサービスが4.1%増の5億55百万円と順調だった。

 ソフトウェア事業のストック売上の状況として、第1四半期は売上高が9.9%増の13億51百万円、売上比率は3.5ポイント上昇して85.6%、ARR(各四半期末時点の単月ストック売上高に12を乗じて年次換算した数値)は6.7%増の54億58百万円、第2四半期は売上高が8.6%増の13億85百万円、売上比率が1.6ポイント低下して84.7%、ARRが7.6%増の55億55百万円となった。期末時点のdesknet‘s NEOプロダクト累計販売実績は2.3%増の472.0万ユーザー、クラウドユーザー数は4.9%増の57.7万ユーザー、AppSuiteのプロダクト累計販売実績は12.8%増の48.5万ユーザー、クラウドユーザー数は38.9%増の13.2万ユーザーとなった。

 システム開発サービス事業(子会社のPro-SPIRE)は売上高が3.5%増の9億96百万円、営業利益が1.1%増の29百万円だった。増収増益だった。既存取引先のプロジェクト規模拡大による増収効果に加え、外注費の削減なども寄与した。海外事業は売上高が25.0%増の45百万円で、営業利益が48百万円の損失(前年同期は41百万円の損失)だった。営業人員強化など先行投資段階である。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が20億77百万円で営業利益が6億83百万円、第2四半期は売上高が21億49百万円で営業利益が6億64百万円だった。

 通期の連結業績予想については前回予想(26年3月11日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比4.7%増の86億19百万円、営業利益が7.3%増の26億80百万円、経常利益が5.1%増の27億42百万円、親会社株主帰属当期純利益が3.7%増の18億76百万円としている。配当予想も据え置いて、前期比2円増配の54円(第2四半期末27円、期末27円)としている。予想配当性向は40.3%となる。

 増収増益・増配予想としている。ソフトウェア事業の好調が牽引する見込みだ。中間期の進捗率は売上高49.0%、営業利益50.3%、経常利益50.7%、親会社株主帰属当期純利益50.5%と順調である。期末に向けてストック売上が積み上がる収益構造であることを勘案すれば通期予想に上振れ余地があり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は反発力の鈍い形だが、好業績に加えて高配当利回りも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。9月11日の終値は1576円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS133円88銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の54円で算出)は約3.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS533円23銭で算出)は約3.0倍、そして時価総額は約222億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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