三ッ星、天進商事を51%子会社化、銅スクラップの非鉄金属リサイクル事業へ参入

2026年9月11日 07:16

■株式交付と現金1.5億円を併用、10月26日効力発生・新事業は10月下旬開始

 三ッ星<5820>(東証スタンダード)は9月10日、天進商事を株式交付と現金対価による株式取得で子会社化し、非鉄金属リサイクル事業を開始すると発表した。両手法を合わせて天進商事の発行済株式の51%を取得し、議決権比率も51%とする予定である。新たに「リソースイノベーション事業部」を設け、銅を中心とする非鉄金属スクラップの回収、輸出入、販売を手掛ける。

 三ッ星は電線、ポリマテック、電熱線事業を展開する。天進商事は銅を中心とした非鉄金属スクラップを扱い、回収金属の約80%を銅が占める。千葉県市原市には約8700坪の工場を持ち、2026年3月期の売上高は149億36百万円、営業利益は94百万円、経常利益は51百万円、当期純利益は38百万円だった。三ッ星は同社の調達ネットワークや取引基盤を取り込み、資源循環関連を新たな収益基盤として育成する方針である。

■株式交付で17万3300株を発行、希薄化率3.87%

 株式交付では天進商事普通株式1株に対して三ッ星普通株式377.56株を交付し、新株式17万3300株を発行する。株式交付成立に伴う希薄化率は3.87%の見込み。現金対価による取得価額は1億50百万円を予定し、2025年12月の第三者割当増資で調達したM&A資金の一部を充てる。

 株式交付の効力発生日は10月26日を予定し、新事業は10月下旬に開始する。新たな設備投資などの特別支出は予定していないが、天進商事の運転資金として必要に応じ最大5億円を貸し付ける予定である。2027年3月期の業績予想には今回の影響を織り込んでおらず、詳細が判明次第、業績予想を適宜見直して開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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