ベステラ、27年1月期中間期は計画超の大幅営業・経常増益、通期予想据え置きも上振れ期待

2026年9月10日 07:42

(決算速報)  ベステラ<1433>(東証プライム)は9月9日に27年1月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。計画を上回る大幅営業・経常増益(純利益は投資有価証券評価損計上により減益)だった。大型工事が計画を上回って進捗し、売上総利益率が大幅に改善した。通期は大幅営業・経常増益予想を据え置いた。中間期は計画を上回ったが、下期の大型工事の進捗をより保守的に見直した。ただし通期営業・経常利益も上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏で上げ一服の形となったが、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■27年1月期中間期が計画超で通期営業・経常利益上振れの可能性

 27年1月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比15.6%増の58億95百万円、営業利益が154.1%増の5億74百万円、経常利益が183.2%増の6億09百万円、親会社株主帰属中間純利益が55.1%減の99百万円だった。特別利益に投資有価証券売却益3億13百万円を計上したが、特別損失に投資有価証券評価損4億99百万円を計上したため中間純利益は減益だった。

 計画(26年3月12日付の期初公表値、売上高57億06百万円、営業利益4億円、経常利益4億16百万円、中間純利益2億87百万円)に対して、中間純利益は投資有価証券評価損計上により1億88百万円下回ったものの、売上高は1億89百万円、営業利益は1億74百万円、経常利益は1億93百万円、それぞれ上回った。計画を上回る大幅営業・経常増益だった。大型工事が計画を上回って進捗し、売上総利益率が大幅に改善した。

 売上高は子会社売却影響を吸収し、中間期として過去最高だった。全社ベースの売上総利益率は3.6ポイント上昇して21.8%、販管費比率は1.6ポイント低下して12.1%となり、営業利益も中間期として過去最高だった。営業利益3億48百万円増益の要因分析は、増収要因で1億44百万円増益、見積適性化による利益率改善要因で1億93百万円増益、人件費率減少要因で21百万円増益、販管費増加要因で10百万円減益だった。

 完成工事高は18.7%増の58億59百万円で、完成工事高の業種別構成比は製鉄が41%、石油・石化が35%、ガスが2%、3Dが1%、環境が9%、その他が8%、電力が3%だった。完成工事高に占める元請案件比率は26.3%だった。受注工事高は48.1%増の61億98百万円、期末受注残高は37.3%増の88億51百万円で、受注残高の業種別構成比は製鉄が32%、電力が22%、石油・石化が25%、ガスが1%、環境が19%、その他が1%となった。第2四半期に石油化学業界の複数の大型案件を受注した。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が32億73百万円で営業利益が3億53百万円、第2四半期は売上高が26億22百万円で営業利益が2億21百万円だった。第2四半期は大型工事が本格的に売上貢献するまでの端境期だった。

 通期の連結業績予想については、前回予想(26年3月12日付の期初公表値)に対して投資有価証券評価損計上に伴い当期純利益を1億70百万円下方修正したが、売上高、営業利益、経常利益を据え置いて、売上高が前期比16.7%増の130億円、営業利益が34.9%増の10億円、経常利益が33.6%増の10億20百万円、親会社株主帰属当期純利益が27.7%減の5億30百万円としている。配当予想は前回予想(26年3月12日付の期初公表値)を据え置いて、前期と同額の40円(第2四半期末15円、期末25円)としている。予想配当性向は66.9%となる。

 中間期の売上高、営業利益、経常利益は計画を上回ったが、下期に寄与する大型工事(電力関連)の進捗をより保守的に見直した。ただし通期営業・経常利益も上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は戻り高値圏で上げ一服の形となったが、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。9月9日の終値は1236円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS59円81銭で算出)は約21倍、今期予想配当利回り(会社予想の40円で算出)は約3.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS609円14銭で算出)は約2.0倍、そして時価総額は約115億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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