Galaxy S26向け「One UI 9」正式版が近日配信へ、Samsungが予告

2026年9月2日 12:37

Samsungは、Galaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultraを対象とする「One UI 9」正式版を近日中に提供すると案内した。具体的な配信開始日は明らかにしておらず、日本を含む地域別の提供時期も現時点では発表されていない。

One UI 9はAndroid 17を基盤とするSamsung独自のユーザーインターフェースだ。Galaxy S26シリーズでは2026年5月からベータプログラムが続いており、正式版の提供に向けた最終段階に入ったとみられる。

■Galaxy S26向け正式版を「近日中」に提供

Samsungは9月1日、コミュニティを通じてGalaxy S26シリーズ向けOne UI 9正式版を近日中に提供すると案内した。具体的な日付は示していないため、利用者は端末の「設定」にある「ソフトウェア更新」やSamsung Membersアプリで配信状況を確認することになる。

正式版に先立ち、Galaxy S26シリーズでは複数回にわたるベータテストが実施されてきた。Samsungは2026年5月12日、ドイツ、インド、韓国、ポーランド、英国、米国の一部ユーザーを対象にベータプログラムを開始した。日本はベータプログラムの対象地域として案内されていない。

8月28日からは、ベータ参加者を対象とした機能アップデートの提供も始まった。この更新では、動画内の人物を選んで追跡し、構図を調整できる「マイファンカム」や、利用状況に応じて次の操作を提案する「Now Nudge」など、最新の折りたたみスマートフォンで先行していた機能が加わった。

■Android 17を基盤に操作性やセキュリティを改善

One UI 9はAndroid 17を基盤とし、Samsung独自の機能とデザインを組み合わせている。ベータ版では、Samsung Notesにデコレーションテープや新しいペン線のスタイルが追加されたほか、連絡先アプリから「クリエイティブスタジオ」を呼び出し、プロフィールカードを作成できるようになった。

クイックパネルでは、明るさ、音量、メディアプレーヤーなどの配置やサイズを従来より細かく調整できる。アクセシビリティ機能ではマウスキーの速度調整に対応し、GoogleとSamsungがそれぞれ提供していたTalkBack関連機能も統合された。選択した文章をフローティングウィンドウ内に拡大表示する「テキストスポットライト」も追加されている。

セキュリティ面では、危険性が高いと判定されたアプリについて警告を表示し、実行やインストールを遮断する機能が導入された。機能の利用可否は、国や地域、端末モデル、通信事業者などによって異なる場合がある。

基盤となるAndroid 17はAPIレベル37に相当する。Android 17を対象として開発されたアプリには、UI処理に使われるMessageQueueの新しいロックフリー実装などが適用される。Googleは、この変更によって処理性能を改善し、画面描画の取りこぼしを減らせるとしている。一方、具体的な効果はアプリの対応状況や端末の実装によって変わる。

■AirDrop対応はOne UI 9以前から提供

Galaxy S26シリーズのQuick Shareは、AppleのAirDropに対応しており、対応するiPhone、iPad、Macとの間で写真や動画、文書などを送受信できる。この機能はOne UI 9で初めて追加されるものではなく、2026年3月からGalaxy S26シリーズ向けに順次導入された。

Samsungの日本向け案内では、Apple製デバイスとの共有にQuick Shareアプリの対応バージョンとGoogle Play開発者サービスが必要とされている。利用できる地域や端末は段階的に拡大されており、実際の対応状況は端末のソフトウェア更新状況によって異なる。

共有時にはGalaxy側でQuick Shareを使用し、Apple製デバイス側ではAirDropを有効にする。Samsungの案内によると、写真、動画、ファイルをGalaxyとiPhone、iPad、Macの間で送受信できる。

One UI 9への更新後もQuick ShareのAirDrop対応は引き続き利用できるが、今回の正式版提供を機に新たに追加される機能ではない。

■マイファンカムやNow Nudgeを追加

One UI 9では、ユーザーの操作状況に応じて次の行動を提案するNow Nudgeが強化される。メッセージで予定について話しているときにカレンダーを開くよう促すなど、実行中の作業から関連する操作へ移りやすくする機能だ。

マイファンカムは、広い範囲を収めた動画から特定の人物を選び、その人物を中心とした構図に調整する。Galaxy Z Fold8シリーズなどで先行していた機能で、Galaxy S26シリーズ向けOne UI 9ベータ版にも追加された。

Now Briefは廃止されるのではなく、利用者の関心や日々の行動に応じて表示内容を調整できる機能として引き続き提供される。セキュリティやプライバシーに関する情報をカード形式で確認する機能も加わる。

このほか、折りたたみスマートフォンでは、会議資料やメモを整理し、要約や各種コンテンツの作成に利用できるGeminiのノートブック機能などもOne UI 9の一部として紹介されている。ただし、利用できるAI機能や対応アプリは端末、地域、言語、アカウント、契約条件などによって異なる。

■日本での配信日は未発表

Galaxy S26シリーズは、日本ではSIMフリーモデルが2026年3月12日に発売された。国内販売モデルもOne UI 9正式版の対象になると考えられるが、日本での配信開始日や通信事業者別の日程は発表されていない。

ソフトウェア更新は地域や通信事業者ごとに段階的に行われることがある。海外で配信が始まっても、日本国内の全モデルへ同時に届くとは限らないため、端末の「設定」から更新の有無を確認する必要がある。

■Galaxy S26 FEはOne UI 9を初期搭載

Samsungは8月27日、Galaxy S26シリーズの新モデル「Galaxy S26 FE」をグローバル向けに発表した。同モデルは、Galaxy S26シリーズで初めてOne UI 9を初期搭載して発売される。

Galaxy S26 FEには、選択した人物を追跡して動画の構図を調整するマイファンカム、光学3倍ズーム、強化された1200万画素のフロントカメラなどが搭載される。自然な言葉による指示で写真を編集するフォトアシストや、写真と動画から動画クリップを作成するGemini Omniにも対応する。

Samsung Newsroom日本版ではグローバル発売が案内されているものの、2026年9月2日時点で日本国内における発売日、販売価格、取り扱い事業者は明らかにされていない。

Galaxy S26、Galaxy S26+、Galaxy S26 Ultraの利用者にとっては、One UI 9正式版の提供開始時期が当面の焦点となる。Samsungは「近日中」と案内しているが、正確な日程は今後の告知を待つ必要がある。

元記事: Galaxy S26 One UI 9 Stable Release Confirmed: AirDrop and Gemini AI Coming

関連記事

最新記事