田中精密工業 1QはHEV向け部品の新規立上りで増収増益、通期予想を上方修正
2026年9月1日 13:14
*13:14JST 田中精密工業---1QはHEV向け部品の新規立上りで増収増益、通期予想を上方修正
田中精密工業<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0721800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7218></a>は7月31日、2027年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比18.5%増の11,668百万円、営業利益は同14.6%増の783百万円、経常利益は同20.8%増の916百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同197.9%増の1,443百万円となり、増収増益で着地した。HEV向け部品の新規立上りとモビリティ事業の売上拡大が牽引し、地政学リスクの長期化や米国の関税政策など先行き不透明な環境が続くなかで2桁増収を確保した。
セグメント別では、主力の部品製造事業がHEV向け部品の新規立上りにより売上高9,027百万円(同22.9%増)、セグメント利益776百万円(同49.0%増)と大きく伸長した。モビリティ事業は新車販売の拡大等により売上高2,465百万円(同20.2%増)となったものの、償却費および販売費の増加からセグメント利益は27百万円(同42.1%減)にとどまった。ソリューション事業は前年同期にFA関連設備および無人自動搬送車の大型受注があった反動により、売上高175百万円(同60.6%減)、45百万円のセグメント損失となった。
財務面では、四半期末の総資産が前期末比183百万円増の47,906百万円、純資産が同1,039百万円増の34,190百万円となり、自己資本比率は54.4%から56.5%へ上昇し、1株当たり純資産は2,776.04円となった。有利子負債の減少等により負債は856百万円減少している。四半期純利益の大幅な伸びには、投資有価証券売却益763百万円の計上が寄与した。また当第1四半期より、新設分割で設立したティースタートと、株式取得により子会社化したティーアークを連結の範囲に加え、モビリティ事業に含めている。
通期見通しについては、同日付で修正を発表した。売上高45,300百万円(前期比3.4%増)、営業利益1,800百万円(同24.1%減)、経常利益1,900百万円(同25.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(同75.8%増)とし、前回予想に対し売上高を500百万円、当期純利益を600百万円それぞれ引き上げた。投資有価証券売却益が当初見込みを上回ったことに加え、子会社清算に伴う税負担の軽減を織り込んだ。為替前提は1ドル156.00円としている。配当は中間17.00円・期末17.00円の年間34.00円を予想しており、前期の年間32.00円から2.00円の増配となる見通しだ。《KT》