半導体やAI関連株への売りが警戒されやすい/東京株オープニングコメント

2026年7月28日 08:43

*08:43JST 半導体やAI関連株への売りが警戒されやすい
 28日の日本株市場は、売り一巡後の半導体株の底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが262ドル高、ナスダックは43ポイント安だった。米国がイランへの攻撃を一時停止したことを受けて中東情勢の緊張が和らぎ、原油価格が下落したことが投資家心理を改善させた。一方で、中国の政府系企業が深紫外線(DUV)露光装置の製造を始めたと報じられ、半導体関連株が売られた。シカゴ日経225先物は大阪比1115円安の64055円。円相場は1ドル=163円70銭台で推移。

 日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで65330円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まると、一時63370円まで売られた。75日線(64780円)を明確に割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ(63640円)を下回る場面もみられた。日経平均株価においても75日線を割り込んでくるようだと、センチメントを冷ますことになりそうだ。まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになるだろう。

 米国では原油先物相場の下げが買い戻しに向かわせていたが、一方で半導体やAI関連株が軒並み売られていた。エヌビディアが5%近く下げていたこともあり、キオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい半導体やAI関連株への売りが警戒されやすく、戻り待ち狙いの売り圧力も強まりそうだ。

 半導体やAI関連株の不安定な値動きが重荷になろうが、特にキオクシアHDが5万円の節目を割り込んでくるようだと、先物主導で売り仕掛け的な動きが強まる可能性はあるだろう。短期的に需給が売りに傾くことで、その後の自律反発狙いの買いのタイミングを冷静に見極めたいところだ。そのほか、内需系の銘柄にシフトしやすいと考えられ、相対的にTOPIX型優位の展開を想定。なお、昨夕決算を発表したところでは、コーエーテクモ<3635>、コニシ<4956>、フジオーゼ<7299>、エプコ<2311>、イマジニア<4644>、SBIGAM<4765>、円谷フィHD<2767>などが注目される。《AK》

関連記事

最新記事