半導体やAI関連株物色継続も原油相場にらみの相場展開に/東京株オープニングコメント
2026年7月13日 08:43
*08:43JST 半導体やAI関連株物色継続も原油相場にらみの相場展開に
13日の日本株市場は原油価格の動向をにらみつつ、半導体やAI関連株への物色が継続するかを見極めることになろう。10日の米国市場はNYダウが149ドル高、ナスダックは74ポイント高だった。米国とイランによる協議継続への期待から原油価格が下落したことが安心感につながった。エヌビディアなど半導体やAI関連株の一角が買われたことも投資家心理を支えた。シカゴ日経225先物は大阪比440円高の69250円。円相場は1ドル=161円90銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで68220円まで売られた後にリバウンドをみせており、終盤にかけて69360円まで買われ、ナイトセッションの高値で終えていた。心理的に抵抗線として意識されていた25日線を再び上回ってきたことで、リバウンドの動きを強めてくる可能性がある。
韓国のSKハイニックスのADR(米国預託証券)がナスダック市場に上場した。初値は170.00ドルと、公募価格の149.00ドルを14%上回り、168.01ドルで終えた。好調な滑り出しになったことで、アドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>や東エレク<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8035></a>、キオクシアHD<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0285A00?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><285A></a>、ソフトバンクG<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0998400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9984></a>などへの支援材料になろう。
ただし、米国とイランによる戦闘が激化し、米軍は新たな標的を攻撃する一方、イラン政府は地域内の米国の同盟国数カ国に対して攻撃を行ったと報じられた。今回の衝突は、先月の停戦発効によって持続的な和平合意への期待が高まって以降、両国間で最大規模の軍事行動となったと伝えられている。10日の米国市場の上昇は原油安の影響もあっただけに、原油価格が上昇をみせてくるようだと、利益確定の売りに向かわせる可能性はありそうだ。
また、SKハイニックスについてはナスダック上場での順調な滑り出しのまま、韓国市場においても流れを引き継いでくるかが注目される。韓国市場で弱い値動きをみせてしまうと、東京市場においても半導体株への利食いに向かわせることも考えられる。なお、前週末の日経平均株価は大幅続伸ながら、25日線(68697円)を挟んでの攻防だった。本日は同線を上回って始まることが期待されるが、25日線に上値を抑えられてくるようだと、持ち高調整の売りが次第に強まってきそうである。《AK》