【米Anime Expo 2026】『進撃の巨人3』今冬発売決定、『俺レベ』新作やアークシステムワークスの最新情報が7月4日に激突
2026年7月5日 22:13
米国ロサンゼルスで開催中の「Anime Expo 2026」において、ゲーム関連の主要なプログラムが現地時間7月4日(土)に集中している。コーエーテクモゲームスの『進撃の巨人3』が2026年冬の発売を発表したほか、Netmarbleの『Solo Leveling: KARMA』やアークシステムワークスの新作情報が同時間帯に発表される予定だ。アニメファンが集うこのイベントは、ゲームパブリッシャーにとって重要な発表の場となっている。
■アニメ系ゲームにとって「Anime Expo」が最適な発表の場となる理由
ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催されている「Anime Expo 2026」は4日間の会期のうち3日目を迎えているが、最も注目すべきゲーム関連のプログラムはこれから実施される。現地時間7月4日(土)には、2つの主要デベロッパーパネルがほぼ同じ時間帯に重なっている。午前10時30分(日本時間7月5日午前2時30分)からの『Solo Leveling: KARMA』ショーケースと、午前10時00分(日本時間7月5日午前2時00分)からのアークシステムワークスのパネルだ。また、2026年冬の発売が正式発表されたばかりのコーエーテクモゲームス『進撃の巨人3』は、AmiAmiブースで最新トレーラーを毎日上映している。
このスケジュールは、日本のパブリッシャーが欧米での情報解禁において、どこに投資するのが最も効果的と考えているかを明確に示している。6月には「Summer Game Fest」が開催され、8月後半には「Gamescom」が控えている。毎年7月4日の独立記念日週末に開催されるAnime Expoはその狭間に位置し、アニメ関連タイトルを持つパブリッシャーに対して、一般的なゲーム展示会にはない強みを提供している。土曜日にJWマリオットのダイヤモンド・ボールルームに集まるファンは、Netmarbleが映像を1フレーム見せる前から、すでに『俺だけレベルアップな件(Solo Leveling)』に強い関心を寄せている。この「すでにファンである」という観客の質の高さこそが、一見するとゲームが脇役に思えるアニメコンベンションにゲーム企業が注力する商業的な理由だ。
■『進撃の巨人3』が2026年冬の発売を発表、AmiAmiブースでトレーラーを上映
今年のAnime Expoにおける最も詳細なゲーム情報は、イベント開幕前に発表されていた。コーエーテクモゲームスと開発のω-Force(オメガフォース)は、7月1日に配信したグローバル番組「Next Scouting Report」にて、『進撃の巨人3』をPlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに2026年冬に発売することを発表した。これは同シリーズにおいて7年ぶりの新作となり、調査兵団の初期の戦いから結末に至るまで、アニメのストーリー全体を初めて完全網羅するタイトルとなる。
この配信では、アニメ映像に依存していたSummer Game Festでの発表トレーラーとは異なり、初のインゲームのゲームプレイ映像が公開された。ゲームデザインを定義する3つの新たなモードの詳細も明らかになっている。「壁外調査任務」では、プレイヤーが作成したオリジナル調査兵団キャラクターを操作して壁の外の広大な地形を探索し、補給拠点を建設して人類の領域を拡大できる。ただし、推進力を生み出すために固定のアンカーポイントを必要とする立体機動装置システムは、構造上、ストーリー前半の都市や森林環境に比べて、壁外の開けた地形では効果が低下する。このモードでは、立体機動のガス、刃の耐久度、部隊の士気といったリソース管理の要素が加わり、本編のストーリーミッションにはないサバイバル要素が構築されている。また、シリーズで初めて「九つの巨人」がボス戦として登場するほか、初心者向けの「カジュアルモード」も新たに搭載される。
オープニングアニメーションは、TVアニメのファイナルシーズンを手がけたMAPPAが制作し、今井有文氏が監督を務める。このアニメーションは発売時には収録されず、発売後の無料アップデートとして追加される予定だ。これは、版権アクションゲームのパブリッシャーと原作アニメスタジオの異例とも言える緊密な連携を反映している。
北米の来場者向けには、会場内のAmiAmi出展ブースにて、7月5日(日)まで『進撃の巨人3』の最新トレーラーが毎日上映されている。会場での新たなゲームプレイ映像の公開は予定されておらず、AmiAmiブースでの展示は、すでにオンラインで公開された素材をリアルな場でいち早く体験してもらう位置づけとなっている。
■土曜日のメインイベント:『Solo Leveling: KARMA』パネルの注目点
土曜日のゲーム関連のヘッドラインを飾るのはNetmarbleだ。現地時間7月4日午前10時30分から午前11時20分まで、JWマリオットのダイヤモンド・ボールルームにて「Solo Leveling: KARMA — Expanding Universe」と題したパネルが開催される。主人公・水篠旬(英語名:Sung Jinwoo)の英語版声優を務めるアレクス・レ氏に加え、Netmarble Neoの開発チームメンバーが登壇し、さらにサプライズゲストの登場も予告されている。パネルでは、新たなゲームプレイ映像や初公開のキャラクター、開発の舞台裏、レ氏による生アフレコ、ファン向けのプレゼント企画などが予定されている。
『Solo Leveling: KARMA』は、Netmarble NeoがモバイルおよびPC向けに開発中のローグライト・アクションRPGだ。本作のストーリーは、原作のウェブ小説やコミック(マンファ)では詳細に描かれなかった、水篠旬が次元の狭間で君主たちと戦った「27年間の戦争」という特定の空白期間を舞台にしている。本作はその期間を中心に物語を構築しており、プレイヤーは旬の失われた記憶の断片を集めて、ゲームのローグライトな成長システムを象徴するアイテム「転生の聖杯」を修復していくことになる。
ローグライトの構造により、クォータービュー(アイソメトリック)で展開される戦闘は挑戦するたびにリセットされるが、プレイごとに得られる「祝福」のアップグレードによって、異なるアプローチで攻略をカスタマイズできる。戦闘では短剣、大鎌、弓の3種類の武器を使用し、回避カウンターや、原作に登場する「影の兵士」(イグリットなど)を召喚した連携攻撃が可能だ。アニメーションパートはA-1 Picturesが制作している。なお、発売日は現時点では発表されていない。
今回のAnime Expoでのパネルは、2025年の同イベントでの初公開以来、本作にとって最も重要な欧米向けの発表の場となる。アニメ『俺だけレベルアップな件』の第3期については、Crunchyrollの社長であるラフル・プリニ氏が6月に「クリエイター陣が次の展開に向けて積極的に動いている」と言及したものの、具体的な時期は明言しておらず、現時点で本作は欧米のファンにとって新しいストーリーコンテンツを提供する主要な媒体となっている。
■アークシステムワークスは『神殺のクリファ』や『Demons' Night Fever』の最新情報を公開
現地時間7月4日午前10時00分からは、ロサンゼルス・コンベンションセンターにてアークシステムワークスのデベロッパーパネルが開催される。このセッションには、『GUILTY GEAR -STRIVE-』のプロデューサーである宮内健氏、『Demons' Night Fever』のプロデューサーである新川宗平氏、そしてゲームディレクターの平八重諭氏が登壇し、『GUILTY GEAR -STRIVE-』や『Demons' Night Fever』、そして先日発表されたばかりの『神殺のクリファ(Qliphah in Providence's Shadow)』の最新情報を届ける。
『神殺のクリファ』は、2026年6月24日に開催された「Arc System Works Showcase」で発表されたタイトルだ。平八重諭氏(過去作に『クライマキナ/CRYMACHINA』や『ソードアート・オンライン ラスト リコレクション』など)のディレクションのもと、スタジオ「UnitePlus」と共同開発されている。本作は、超自然的な存在「アベレーション」が現実世界に侵食しつつある現代の渋谷を舞台にした「タクティカル・カウンター・タイムラインRPG」だ。これらの力とつながりを持つ2人の主人公が、異変の発生源を調査していく。本作は2026年9月24日にPlayStation 5、Nintendo Switch、Steam、Epic Games Storeでの発売を予定しており、現在各プラットフォームで予約受付中だ。
また、アークシステムワークスがSuperNicheおよびドリコムと共同開発している『Demons' Night Fever』もパネルに登場する。『魔界戦記ディスガイア』シリーズを生み出し、2022年に日本一ソフトウェアを退社した新川宗平氏がプロデューサーを務めており、PS5、Nintendo Switch、PC向けに2026年の発売を目指している。本作の特徴的なシステムである「手下搾取システム」は、残された自軍を強化するために、プレイヤーが意図的に味方ユニットを犠牲にすることを求める。悪事を働けば働くほど、軍勢は強力になっていく。ディスガイアシリーズはキャラクターの生存とレベル蓄積をベースにしたシミュレーションRPGのテンプレートを築いたが、『Demons' Night Fever』はその構造を反転させたゲームデザインとなっている。
格闘ゲーム分野では、7月2日に『GUILTY GEAR -STRIVE-』のシーズン5追加キャラクターとして「ロボカイ」が配信されたばかりだ。今回のパネルでは、ロボカイ以降の展開を含めた今後のロードマップについて語られる予定だ。
なお、当初のパネル概要で言及されていた「未発表の新作タイトル」とは『神殺のクリファ』のことであり、6月のショーケースで正式発表された後、今回のAnime Expoのセッションで詳細な情報が提供されることが決定していた。
■注目ポイントQ&A
●Anime Expo 2026ではどのようなゲーム関連のパネルが予定されていますか?
現地時間7月4日(土)がゲーム関連発表のピークとなります。アークシステムワークスが午前10:00から午前10:50までロサンゼルス・コンベンションセンターでパネルを開催し、『GUILTY GEAR -STRIVE-』『Demons' Night Fever』『神殺のクリファ』について発表します。また、午前10:30から午前11:20まではJWマリオットのダイヤモンド・ボールルームにて『Solo Leveling: KARMA』のパネルが同時並行で実施されます。『進撃の巨人3』の最新トレーラーは、7月5日(日)までAmiAmiブースで上映されています。
●『Solo Leveling: KARMA』のパネルはいつ開催され、何が発表されますか?
現地時間7月4日(土)の午前10:30から午前11:20まで、ロサンゼルスのJWマリオット・ダイヤモンド・ボールルームにて「Expanding Universe」と題したパネルが開催されます。新たなゲームプレイ映像、初公開のキャラクター、開発の舞台裏、英語版声優のアレクス・レ氏による生アフレコなどが予定されており、サプライズゲストの登壇も決定しています。なお、NetmarbleはモバイルおよびPC向けに開発中の本作について、発売日をまだ発表していません。
●『進撃の巨人3』の発売時期と対応プラットフォームを教えてください。
コーエーテクモゲームスは、2026年7月1日の配信番組にて、本作を2026年冬に発売すると発表しました。対応プラットフォームはPlayStation 5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、PC(Steam)です。冬の期間内の具体的な発売日はまだ発表されていません。なお、初代Nintendo Switchには対応しておらず、プレイするにはSwitch 2が必要となります。
元記事: Anime Expo 2026 Gaming: Solo Leveling, Attack on Titan 3, and Arc System Works Pack Saturday