5月の百貨店・SC売上はともに前年上回る、休日増加と夏物好調
2026年6月28日 16:13
日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が5月の売上高を発表。前年から休日が2日増加したことに加えて、全国的に気温が上昇したことで夏物商材の売上が好調となり、どちらも大きく売上を伸ばしたことが分かった。
【前月は】百貨店・SCの4月売上、ともに前年上回る 気温上昇で衣料品など好調
■百貨店売上高は4カ月連続で前年同月上回る
25日、日本百貨店協会が5月度の全国百貨店売上高概況を発表した。売上高は前年同月比(店舗数調整後)8.3%増となり、5カ月連続で前年同月を上回った。
休日日数が前年より2日増えたこともあり、インバウンド売上や国内顧客売上が伸長した。ゴールデンウイーク期間を中心に物産展やファミリー向けイベントも功を奏したという。
■大都市は全10都市が前年同月上回る
大都市は10都市全てが前年同月を上回った。その中では東京(前年同月比:10.9%増、以下同じ)、京都(10.4%増)、神戸(10.4%増)、広島(14.3%増)、福岡(12.5%増)で2桁割合の増加。
都市以外の地区は明暗が分かれた。関東(3.7%増)、近畿(5.5%増)、中国(3.7%増)、四国(3.4%増)、九州(1.6%増)で前年同月を上回った。一方で、東北(1.5%減)、中部(1.4%減)の2地区が前年同月を下回っている。
商品別売上高で好調だった商品は、婦人服・洋品(6.3%増)、身の回り品(16.6%増)、美術・宝飾・貴金属(19.6%増)、家電(24.6%増)、サービス(10.3%増)など。その他家庭用品(0.2%減)、生鮮食品(0.2%減)、商品券(5.9%減)の3商品のみが前年同月を下回った。
■ショッピングセンターも夏物商材が好調
同日、日本ショッピングセンター協会が5月のSC販売統査報告を発表した。売上高は前年同月比9.9%増となり、51カ月連続で前年同月を上回った。
百貨店と同様に休日が多かったことに加えて、全国的に気温が上昇したため、夏物衣料やUV対策商品、エアコンなどの季節商品が好調だった。分野別では「飲食」はゴールデンウイークや母の日向けの利用で、「サービス」は映画の集客が好調だったという。
■大都市・その他の地域は全て前年同月上回る
売上のうち、テナントは前年同月比10.5%増で、全体同様に51カ月連続で前年同月を上回った。キーテナントは同7.9%増となり、12カ月連続で前年同月を上回っている。
大都市、その他の地域ともに全て前年同月を上回った。大都市の中では千葉市(前年同月比:10.4%増、以下同じ)、横浜市(10.2%増)、名古屋市(11.9%増)、京都市(18.9%増)、神戸市(11.7%増)、福岡市(13.4%増)で2桁割合の増加。
その他の地域では、関東(10.7%増)、中部(10.1%増)、北陸(10.1%増)、近畿(10.8%増)、四国(10.9%増)、九州・沖縄(10.7%増)で2桁割合の増加だった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)