金利が戻る時代、預金かNISAか――初心者が迷う「お金の置き場所」

2026年6月11日 09:36

 日本銀行が利上げに動き、長くゼロ近辺だった金利が戻りつつある。普通預金や定期預金の金利、個人向け国債の利率も少しずつ上がってきた。「それなら投資より預金でよいのでは」と考える人も増えている。

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 本記事では、金利のある世界で、預金・債券とNISAの積立をどう位置づければよいかを整理する。

■金利が上がると、預金・債券の魅力は高まる

 金利が上がれば、預金や債券で受け取れる利息は増える。元本割れを避けたいお金や、近い将来に使う予定のあるお金は、金利のついた預金や個人向け国債などで安全に置いておく選択肢が現実味を増す。

 まず確保したいのは、生活費の数カ月分にあたる生活防衛資金だ。これは値動きのある投資ではなく、いつでも引き出せる預金で持っておくのが基本になる。

■それでも「長期の積立」の役割は変わらない

 一方で、金利が上がっても物価がそれ以上に上がっていれば、預金だけでは資産の実質的な価値を守りきれない場面がある。

 10年、20年という長い時間をかけて準備する老後資金などは、値上がりの可能性を取りにいく投資の出番が残る。

 NISAを使った長期・積立・分散の投資は、短期の金利動向に振り回されず続けることに意味がある。NISAなら運用益が非課税になるため、長く続けるほど制度の恩恵も大きくなる。

■「使う時期」でお金の置き場所を分ける

 大切なのは、金利か投資かの二者択一で考えないことだ。近く使うお金は金利のついた預金や個人向け国債で、当面使わない長期のお金はNISAの積立で――というように、お金を「使う時期」で置き場所を分ける発想が役に立つ。

 金利が上がったからといってNISAの積立を止める必要はなく、預金の比率を見直す程度で十分なことも多い。ニュースの数字に一喜一憂せず、自分が使う時期に合わせて配分を整えたい。

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