10日の中国本土市場概況:上海総合は反落、中東情勢の悪化などを警戒
2026年6月10日 18:30
*18:30JST 10日の中国本土市場概況:上海総合は反落、中東情勢の悪化などを警戒
10日の中国本土市場は反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.81ポイント(0.42%)安の3993.23ポイントで引けた。
中東情勢の悪化を受けて外部環境の不透明感が強まり、米軍ヘリコプター撃墜を巡る報復攻撃の開始が地政学リスクへの警戒を高めた。半導体や資源関連を中心に売りが優勢となった。一方で、中国の物価統計では消費者物価指数(CPI)の上昇率(前年同月比)1.2%上昇、生産者物価指数(PPI)の上昇率(同)が3.9%となり、おおむね市場予想に沿う内容だったほか、中国の政策支援への見方が相場を下支えした。内需の弱さを指摘する声はあるものの、下値を積極的に売り込む動きは限られ、指数は軟調ながらも一定の底堅さを維持した。
業種別では、ハイテクに売りが集中した。三安光電(600703/SH)がストップ高の10.0%安、環旭電子(601231/SH)が9.9%安、江蘇永鼎(600105/SH)が8.1%安、飛光繊光纜(601869/SH)が6.5%安で引けた。
防衛ハイテク関連も安い。航天時代電子(600879/SH)が4.9%安、中航動力(600893/SH)が3.8%安、中国衛星(600118/SH)が2.8%安、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が2.5%安で取引を終えた。
半面、金融銘柄が逆行高。中国工商銀行(601398/SH)が2.0%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.7%高、中国人寿保険(601628/SH)が4.5%高、中国太平洋保険(601601/SH)が3.0%高で引けた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が5.48ポイント(2.01%)安の267.25ポイント、深センB株指数が4.93ポイント(0.44%)安の1123.73ポイントで終了した。《AK》