金融ITの成長企業シンプレクスHD 高収益モデルが支える長期成長力

2026年6月9日 09:47

 シンプレクス・ホールディングス(4373、東証プライム市場、以下シンプレクスHD)。金融機関向けの業務システム開発が主力。コンサルから開発運用までを手掛ける。非金融分野の拡大に注力姿勢。

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 四季報・業績欄の見出しは【続伸】。頷かざるを得ない。2021年9月22日上場。初決算:22年3月期に初配当(23円配)以降、連続増配中。今27年3月期も「19.3%増収(700億円)、19.3%営業増益(172億円)、6円増配24円配」計画。

 長中期ビジョンも「長期:売上収益1000億円/営業利益率30%/ROE20%」-「至27年3月期中計:売上収益600億円(24年3月期比50%増)、営業利益150億円(71%増益)、営業利益率25%(3%P増)、ROE17%(3.5%P増)」。今期予想を上回っている。

 上場初値は公開価格比40円増:1660円と小さく生まれたが、時価(1092円)に対するIFIS目標平均株価は算出者5人中5人が強気の1280円。順調な値運びぶりを示している。当面は時価:IFIS目標平均株価の乖離を勘案、「押し目待ちの様子見が賢明」といえようが・・・ウオッチの価値はあろう・・・。

 シンプレクスHDは、どんな経緯で生まれ育ったのか。創業者社長の金子英樹氏はこんな風に振り返っている(24年11月の統合報告書、CEOメッセージ参照)。

 「原点」-「大学を卒業し就職したのは現在のアクセンチュア、その後トレーディングツールを開発するシリコンバレーのスタートアップ企業に転じ、そして現在のシティーグループ証券に学んだ。3社で痛感したのは日本チームのポテンシャルの高さ。自信を持った。

 しかしグローバル評価では、日本の金融もITも二流と揶揄されていた。行きついたのは日本特有の企業経営や業界構造。ならば自ら起業し企業経営を行い日本の金融界やIT業界にインパクトを与える最高のチームを作ろうと決意し、最終的には日本から世界にイノベーションを発信したいと決意し1997年9月にシンプレクスを起こした」。

 「第一創業期と上場」-「業績停滞とMBO」-「シンプレクスが実現するイノベーション」etcと続く。詳細は件の統合報告書に求めて欲しい。通読したが、極めて興味深い。

 起業4年で公開。現時点でIFIS目標平均株価の対象企業になっている。見守りたい企業である・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

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