日経最高値でも進む二極化 NISA投資家が直面する“集中相場”

2026年5月28日 17:32

 日経平均株価が史上最高値を更新する中、「日本株はどれを買っても上がる相場なのか」と感じている投資初心者も多いのではないだろうか。

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 しかし現在の日本株市場では、一部のAI・半導体関連株へ資金が集中する“選別相場”の色合いが強まっている。

■二極化が進む日本株

 5月25日の東京株式市場では、キオクシアホールディングスやフジクラ、アドバンテスト、東京エレクトロンなど、AI・半導体関連銘柄が相場をけん引した。一方で、東証プライム市場では値下がり銘柄数が901銘柄と、値上がりの633銘柄を上回った。指数(日経平均)は上昇しているものの、市場全体ではAI関連株へ資金が集中する二極化相場の傾向が強まっている。

 背景にあるのは、生成AI市場に対する成長期待だ。生成AI市場の拡大によって半導体需要の増加が期待されており、株価も将来の成長期待を先回りする形で動いているとの見方がある。

 さらに、米エヌビディアの上昇に連動した海外ハイテク株高に加え、市場を動かす主役である海外投資家による日本株買いの継続も、この選別相場を加速させている。

■NISA投資家の戦略は?

 こうした中、新NISA投資家の間では「どの商品を選ぶか」だけでなく、「どのようなポートフォリオを組むか」の重要性も高まりつつある。

 特に人気の高い全世界株式(オルカン)やS&P500連動型の投資信託も、実際にはAI・ハイテク関連企業の比率が高いケースは少なくない。分散投資のつもりでも、気づかないうちに特定テーマへ資産が偏っている可能性もある。

 今のAI相場を見て、「このまま毎月の積立だけでいいのか」「AI関連株や投資信託を今から買い足すべきか」と考える人も多いだろう。しかし、短期的な熱狂だけを理由に、すでに高騰している個別株やテーマ型商品へ慌てて飛び乗ることには注意も必要だ。

 AI関連市場への期待は今後も続くとの見方が多い一方、日本株市場では“何を持つか”による差が広がる可能性も意識され始めている。

 短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、自身のリスク許容度や長期視点を踏まえながら、改めて資産配分を考える重要性が高まっていると言えそうだ。

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