百貨店・SCの4月売上、ともに前年上回る 気温上昇で衣料品など好調

2026年5月26日 17:24

 日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が4月の売上高を発表した。気温が上昇したことで春物や初夏向けの衣料品や雑貨が好調。さらにインバンド需要やゴールデンウィークの行楽向けの売上が好調だったことで、ともに前年同月を上回ったことが分かった。

【こちらも】2月の百貨店・SC売上はともに前年上回る、気温上昇で春物が好調

■百貨店売上高は4カ月連続で前年同月比プラス

 25日、日本百貨店協会が4月度の全国百貨店売上高概況を発表した。4月の売上高は前年同月比(店舗数調整後)5.2%増となり、4カ月連続で前年同月を上回った。

 国内顧客の売上が好調だったことに加えて、インバウンド売上が2桁増となったことで、引き続き前年同月を上回っている。商品別などでは、気温が高めに推移したことで春物衣料や雑貨が好調。高額商品も活発に動いている。さらに物産展や催事などの企画も好調だったという。

■大都市は全10都市が前年同月上回る

 大都市は10都市全てが前年同月を上回った。その中では東京(前年同月比:7.4%増、以下同じ)、京都(7.2%増)、大阪(7.1%増)、神戸(7.9%増)、広島(9.2%増)、福岡(8.1%増)でプラス幅が大きめ。一方で仙台(0.4%増)はプラス幅が小さめだった。

 都市以外の地区は、ほとんどが前年割れだった。その中では東北(5.0%減)、中部(9.1%減)でマイナス幅が大きめ。反対に関東(0.1%増)、近畿(3.8%増)の2地区のみが前年同月比プラスだった。

 商品別売上高で好調だった商品は、婦人服・洋品(4.3%増)、身の回り品(9.5%増)、美術・宝飾・貴金属(19.6%増)、家電(19.7%増)、サービス(9.1%増)など。反対に子供服・洋品(2.3%減)、家具(8.0%減)などでマイナス幅が大きめだった。

■ショッピングセンターは衣料品や飲食が好調

 同日、日本ショッピングセンター協会が4月のSC販売統査報告を発表した。4月の売上高は前年同月比4.3%増となり、50カ月連続で前年同月を上回った。

 気温が上昇したことで衣料品やUVケア商品などの季節商材が好調だった。さらに新生活需要やゴールデンウィークの外出需要も売上増につながったという。また「飲食」はランチやカフェ利用が多く全国的に好調だった。

■大都市では名古屋と京都が好調、その他地域は全て前年同月上回る

 売上のうち、テナントは前年同月比4.7%増で、全体同様に50カ月連続で前年同月を上回った。キーテナントは同3.2%増となり、11カ月連続で前年同月を上回っている。

 大都市は14都市中13都市で前年同月を上回った。その中でプラスが大きめだった大都市は横浜市(前年同月比:5.7%増、以下同じ)、名古屋市(8.5%増)、京都市(7.9%増)、広島市(6.6%増)、福岡市(6.6%増)。反対に仙台市のみ0.7%減で前年同月を下回った。

 その他の地域は全て前年同月を上回っている。その中でプラス幅が大きめだった地域は、関東(4.2%増)、北陸(5.3%増)、近畿(4.2%増)、九州・沖縄(5.5%増)など。(記事:県田勢・記事一覧を見る

関連記事

最新記事