トヨタがアップグレード商品2種を発売、GRヤリス/GRカローラ向け

2026年5月12日 11:40

 トヨタ自動車のTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、GRヤリスおよびGRカローラ向けの新たなソフトウェアアップグレード「GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareシリーズ」と、GRカローラ向け進化型アップグレード商品「GR Corolla Performance Upgrade」を5月13日より全国のGR Garageで発売する。モータースポーツで培った知見を市販車へ迅速に反映し、ユーザー一人ひとりの走りに合わせた“進化するスポーツカー”を提案する。

 今回発表された「GR Yaris/GR Corolla Performance Softwareシリーズ」は、従来の「サーキットモード」をさらに発展させたもの。専用スマートフォンアプリ「GR PERFORMANCE」を通じ、アクセルレスポンスや四輪駆動力配分、カップリングプレトルクなどを細かく調整できるようにした。

 ラインアップは、公道でのスポーティーな走りを楽しむ「STREET」、サーキット走行向けに機能を強化した「CIRCUIT」、競技ユースを想定した「COMPETITION」の3種類。ユーザーの走行シーンや好みに応じて、車両特性を自在にカスタマイズできる点が大きな特徴だ。

 「STREET」では、公道でも利用可能となったシフトタイミングインジケーターを搭載。表示方式も3ステップや4ステップなど複数から選択でき、日常走行におけるスポーティーな演出を高める。

 一方、「CIRCUIT」では6速MT車向けに「フラットシフト」機能を採用。アクセルを踏み続けたままシフトアップが可能となり、サーキット走行時の操作負荷軽減と加速性能向上を実現する。また、アンチラグ機能には新たに「強+」モードを追加し、より鋭いレスポンスを追求した。

 最上位の「COMPETITION」は競技シーンを前提に開発された。四輪駆動力配分を前後70:30から30:70まで1%単位で調整可能とし、カップリングトルクも1Nm単位で設定できるなど、きわめて細かなセッティングに対応。ステアリングアシストも複数パターンから選択でき、ドライバーの好みやコース特性に応じた最適化を可能とした。

 また、既存オーナー向けには「GR Corolla Performance Upgrade」も設定。2025年2月以前に販売されたGRカローラに施工することで、最新モデルと同等となる最大トルク400Nm仕様へアップグレードできる。中速域での加速性能を向上させるほか、4WD制御モードも刷新され、より高度な駆動力制御を実現する。

 さらに、ブレーキダクトやNACAダクト付きアンダーカバーなどハードウェアも追加され、冷却性能や走行安定性の向上にも寄与する。

 TGRは、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を掲げ、レースやラリーで得た技術を量産車へフィードバックしてきた。今回の新サービスもその一環であり、購入後もクルマを進化させ続ける新たな価値提案として注目される。

 メーカー希望小売価格(税込)は、「STREET」が9万9000円、「CIRCUIT」が17万3800円、「COMPETITION」が26万5100円。GR Corolla Performance Upgradeは仕様に応じて7万4580円から16万6232円となる。

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