LIXIL、衛生陶器廃材を同等品質の原料に再生、榎戸工場で本格運用

2026年5月8日 07:26

■品質維持と資源循環を両立、年間約200トンの廃材活用に道

 LIXIL<5938>(東証プライム)は5月7日、衛生陶器の国内主力製造拠点である榎戸工場(愛知県常滑市)で、製造工程で発生する陶器片を高品質な衛生陶器の原料として100%再資源化する技術を確立し、本格運用を開始したと発表した。

 同工場ではこれまで、品質基準を満たさない衛生陶器の廃材を粉砕して原料の一部に再利用してきたが、品質維持の観点から使用量に限りがあった。このため、年間約200トン、大便器およそ8000台分の廃材は自社製品に活用できず、道路の路盤材や陸上競技場のトラックなど別用途でのリサイクルにとどまっていた。

 今回、原料の配合バランスを最適化した製造方法を確立し、製品品質を維持したまま陶器片を衛生陶器原料として100%再資源化できるようにした。従来のオープンループリサイクルとは異なり、資源価値を維持して「陶器から陶器へ」と循環させるクローズドループリサイクルを実現する。同社は今後、この技術を他工場にも展開し、LIXIL全体での「陶器to陶器」の再資源化率100%を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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