日産が長期ビジョン発表、AI活用でモビリティ進化
2026年4月15日 18:41
日産自動車は14日、長期ビジョンを発表した。モビリティの知能化を軸に、AI技術や電動化を活用した商品・技術の進化を進め、持続的成長を目指す。
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同ビジョンでは、次世代技術の進化と商品ポートフォリオの強化、グローバル市場戦略の再構築を柱とする。顧客体験を重視し、安全で直感的なモビリティの提供を目指す方針だ。
■AIと電動化を中核に据える
日産はAI技術を活用し、モビリティの知能化を推進する。これにより、日常の移動における価値向上と利便性の向上を図る。
また電動化については、顧客ニーズや市場環境を見極めながら柔軟に投資を進める。電動車と内燃機関の両軸で商品力を強化する方針を示した。
■市場別戦略を明確化
日本、米国、中国をリード市場と位置付け、それぞれの役割を明確化した。日本では先進技術の実証とラインアップ強化を進める。
米国では大型車や高収益モデルを中心に成長を図り、中国では電動車ラインアップを強化し、輸出拠点としての役割も担う。
■商品戦略と成長目標
日本市場では2030年度までに55万台、米国と中国ではそれぞれ100万台規模の販売を目指す。商品ラインアップの拡充により、各市場での競争力向上を図る。
コンパクトカーの新規投入や主力モデルの強化など、商品戦略も具体化した。若年層へのアプローチ強化も重要施策と位置付ける。
■自動車産業の変革に対応
自動車業界では電動化やデジタル化が進み、競争環境が大きく変化している。各社が次世代技術への投資を強化する中、戦略の明確化が重要となっている。
日産は今回の長期ビジョンを通じ、技術革新と市場戦略を一体で進める方針を示した。持続的な競争優位の確立に向けた中長期戦略として位置付けられる。