ALSOK注力の介護事業、下地はホームセキュリティ契約件数53万件超
2026年2月4日 14:15
ALSOK(2331、東証プライム)。会社四季報最新号を全面引用。【特色】は「警備サービス2位。金融機関向けに強み。現金輸送はコンビニ等へ展開。介護事業にも力を入れる」と記している。
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【最高益】と見出しが打たれた業績欄は「主力の機械警備は法人、家庭とも契約件数が伸びる。常駐警備空港や工場などの需要堅調。警備輸送も着実増。価格転嫁が進む。人件費増吸収し前号より営業増益幅拡大。連続増配。27年3月期は機械警備、常駐警備とも続伸。連続最高純益」。【介護】見出しの材料欄は、「育成の介護事業は稼働率向上とDX推進に重点。りそな銀と連携し税や公金の扱いで自治体にソリューション提案」。足元・今後の展開が簡潔に記されている。
がこれで終わりでは、仕事放棄に等しい。
前2025年3月期に至る過去5期間の収益動向は21年3月期「2.1%増収、1.1%営業増益、2円増配72円配」-「4.1%増収、15.3%増益、82円配」-「0.6%増収、13.7%減益、86円配」-「5.9%増収、5.6%増益、(1対5株式分割)をはさみ23.70円配」-「5.8%増収、5.6%増益、25.80円配」。
23年3月期「0.6%増収も13.7%減益」は「2020年夏季オリンピックの反動」も、ALSOKでは決算資料で「第4四半期には戻り基調入り」としている。そして今3月期は「6.9%増収、9.2%増益、27.2円配」計画で立ち上がり期中に「8.4%増収(5980億円)、20.6%増益(485億円)、29.20円配」に上方修正した。
介護事業への注力は前期の「前期比3.6%増収、54.9%営業増益」にも見て取れる。ALSOKでは「職員配置の適正化を前提に、介護ロボ活用によるDX化を進め・・・」とする。介護事業(有料老人ホーム、サ高住、デイサービス等を展開)は、個人向けホームセキュリティ(25年3月期末)契約件数53万件超を勘案すると進出・注力は不可避な道筋とも言える。ビジネスチャンスの素地が整っているとも言える。
ALSOKの歩みにケチをつけるつもりなど毛頭ないが、時折「シルバーの求人」を閲覧する。頻繁に目にするのが同社の「警備人材」募集。「度々の人材募集は定着率の悪さの証し」と指摘する向きもあるが・・・
本稿作成中のALSOKの株価は1200円余水準。1月9日に1265円をつけた後の微調整場面。予想税引き後配当利回り2%弱。過去9年余の修正済み株価パフォーマンスは33%。IFIS目標平均株価1380円。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)