日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和

2025年12月19日 16:35

*16:35JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は18日、前日比-0.66(低下率2.36%)の27.31と低下した。なお、高値は27.93、安値は25.85。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。昼過ぎに、日銀金融政策決定会合で政策金利が0.75%に引き上げられたと伝わったが、市場では織り込み済みとの見方から、大きな波乱は見られなかった。取引終了後に予定されている植田日銀総裁の記者会見への警戒感もあったが、今日は株価が堅調なことからボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和。日経VIは昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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