名古屋のイオンタウン千種、39店刷新し10月17日リニューアルオープンへ

2025年10月9日 15:12

 イオンタウンは、名古屋市のショッピングセンター「イオンタウン千種」(千種区千種)を、10月17日にリニューアルオープンする。全81店のうち、39店を刷新するとともに、名古屋工業大大学院の伊藤孝紀准教授からデザイン監修を受け、屋外広場から施設内までを一体化した地域とのつながりをさらに深める空間づくりをしている。

【こちらも】京都・東山二条でイオン店舗が復活へ かつての現存最古店閉店から4年

 イオンタウン千種は、JR中央本線・名古屋市営地下鉄鶴舞線の鶴舞駅から歩いて10分の名古屋高速東山線吹上東インターチェンジ近くにある、3階建て延べ約4万5,000平方メートル。スーパーの「マックスバリュグランド千種若宮大通店」を核店舗に、1、2階に専門店街を展開している。売り場面積は約2万3,000平方メートル。2005年にオープンした。

 刷新する39店の内訳は、新規出店が16店、移転が16店、改装が7店。新規出店はフィナンシェ専門店の「バターの森」、駅弁の「松浦」、台湾発のティーカフェ「ゴンチャ」、セレクトショップの「オンワードクロスセットセレクト」、衣料の「ジーユー」、クリニックの「千種ちはや眼科」など。1階に食物販ゾーンの「千種マルシェ」を新設する。

 施設全体の快適性を高め、地域とのつながりを密にする空間にしたのも特徴。店舗前に傾斜のある小山を造成して子どもたちがのびのびと遊べる「なごみの広場」を新設したほか、マックスバリュグランド千種若宮大通店と専門店街の間にウッドベンチを置き、買い物中の休憩スペースを充実させた。

 名古屋工業大とイオンタウンの共同研究をきっかけに誕生したまちづくり団体「鶴舞・千種エリアマネジメント協議会」に参画し、エリアの一体化を図る活動場所になるのに加え、リニューアルオープン記念のアートプロジェクトやワークショップを協議会と共催して地域を盛り上げる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連記事

最新記事