Slackware 15.0リリース
2022年2月6日 19:53
takehora 曰く、 Slackware 15.0 がリリースされました。5 年 8 ヶ月ぶりのバージョンアップリリースです(アナウンス、リリースノート、x86_64 変更履歴)。
主な変更点は以下の通り。
カーネル 5.15.19 GNU Cライブラリ 2.33 X11に加えて、Waylandに対応 KDE Plasma 5 Xfce 4.16 入力メソッドフレームワークとして fcitx を採用 PAMを採用 ConsoleKit2 から elogind へ移行 XDG 規格に対応 PulseAudio の代替として PipeWire に対応 Rust 導入 Python3 導入 MTAは、Sendmail から Postfix へ移行 imapd/ipop3d から Dovecot IMAP/POP3 へ移行 OS 全体をソースから自動的にリビルドする「make_world.sh」を搭載 インストーラーは英語のままですが、インストール後には、問題なく日本語を使えます。次の開発サイクルでは、15.1 リリースに向けて行われます。
前回の安定版 Slackware 14.2 がリリースされたのは 2016 年 7 月。昨年 2 月にアルファ版、4 月にベータ版、8 月には RC1 に到達していた。長いリリースサイクルの間にプロジェクトメンバーの Erik "alphageek" Jan Tromp 氏と Brett Person 氏が亡くなったそうだ。