メゾン キツネ、2020年秋冬コレクション発表

2020年1月25日 21:22

 メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)の2020年秋冬コレクションが、パリ・メンズファッションウィークにプレゼンテーション形式で発表された。

■ジェンダーレスなコレクション

 クリエイティブディレクターのユニ・アンによる3シーズン目となる今季は、メンズがウィメンズへ、ウィメンズがメンズへ、それぞれが行き来するようなジェンダーレスなコレクション。性差を意識させない自由な発想でクリエイトしている。

■自由で開放的な70年代のムード

 インスピレーション源の一つは70年代カルチャーだ。70年代を彷彿とさせる裾の広がったベルボトムが多用され、光沢あるパープル、くすんだレッド、ムラ染めのブラウン、澄んだライトブルーなど、さまざまなカラーのスラックスが提案されている。


 70年代に生まれたヒッピーカルチャーの影響からか、タイダイ染めのピースも展開。ヒッピーのアイコンであるタイダイTシャツは、ゆったりとしたスラックスへと生まれ変わり、落ち着きのあるカラートーンでモダナイズされている。印象的に差し込まれたバタフライサングラスも、どこか懐かしいムードだ。


■リズミカルな色柄

 自由で開放感のある70年代からの影響からか、グラフィカルなデザインを繰り返し提案。ブランドロゴ入りリボンを並べたような模様や、キツネマークが間から顔を出すチェック柄。リズム感のあるユニークなパターンを色あせたベルベットやウールなどに大胆にあしらった。


 タイトフィットなトップスも、2色のテキスタイルをうねるように組み合わせ、裾をアシンメトリーにカッティングしてグラフィカルに仕上げている。

■モダナイズされたヴィンテージデザイン

 また、新しいスタイルとしてヴィンテージを再構築したスタイルを提案。テーラードジャケットの胸元には大きなポケットをあしらったり、ステンカラージャケットのボディを2重にしたり、レザージャケットをポンチョのように開いたプロポーションへと変化させたりしている。

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