ハロウィン参加予定者は年々減少 肯定派も減る リクルート調査

2019年10月17日 17:00

 リクルートライフスタイルがハロウィンに関するアンケート結果を発表し、ハロウィンに関して肯定的にとらえている人がわずかながらも減っていることが分かった。

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■ハロウィン参加予定が過去最低に

 15日、リクルートライフスタイルがハロウィンに関するアンケート結果を発表した。これは、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女1万2,939人を対象にアンケート調査したもので、回答のあった1万378件を集計・分析している。

 今年ハロウィンに関連した行事に参加する予定があるかを尋ねたところ、「予定がある」は21.2%、「予定がない」は78.8%だった。過去の推移を振り返ると、2015年調査では「予定がある」は23.9%となっており、参加者は年々わずかながらも減る傾向にあり、過去5年で最も低い割合だった。

■仮装予定者は30代女性が最多

 年齢層や男女別では、20代男性が28.0%、20代女性が28.2%となり男女ともに20代が最も高く、男女ともに年齢層が高くなるとともに参加者の割合が低くなり、60代男性では16.2%、60代女性では15.6%となっている。

 またハロウィン参加予定者の内、仮装して参加する人の割合は36.9%。年齢層や男女別では、30代女性が52.8%と頭ひとつ高かった。以下は、20代男性が45.4%、30代男性が44.3%、20代女性が41.9%と若い世代が高め、最も低かったのは50代男性の19.5%だった。

■ハロウィン肯定派は微減傾向

 日本でハロウィンを祝ったり、広まったりすることについて尋ねたところ、「良いと思う」が65.3%、「良いと思わない」が34.7%だった。2015年調査では「良いと思う」が71.2%、「良いと思わない」が28.8%で、参加者と同様にわずかながらも減少傾向が続いている。

 年齢層や男女別では20代女性が最も高く81.0%、20代男性は74.5%で、以下は年代が上がるとともに「良いと思う」が減少しており、60代男性では50.5%、60代女性では59.9%まで下がっている。

■肯定的・否定的な意見

 ハロウィンについて尋ねたところ、肯定的な意見では「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」(45.3%)、「子供のためのお祭りとして良い」(36.4%)、「経済効果がある」(33.9%)、「自分は仮装しないが、楽しくて良い」(33.8%)、「たまにははめを外す機会として良い」(31.9%)、「飾り付けなどが楽しい」(22.9%)など。

 否定的な意見では「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」(57.1%)、「本来の意味や主旨を理解すべきだ」(49.6%)、「自分には関係ないように思う」(47.3%)、「仮装が単にコスプレになりつつあり良くない」(33.1%)、「仮装が面白いとは思わない」(32.0%)、「経済効果より害のほうが大きい」(27.6%)、「もっと日本の伝統行事を大事にすべき」(27.6%)などだった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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