ローソン、徳島県でセルフレジの実証実験 キャッシュレス限定で

2019年7月2日 06:45

 ローソンは1日、消費者が自分で料金を精算するセルフレジの実証実験を、2日から徳島県内の138店舗(5月末時点、一部を除く)を対象に始めることを明らかにした。人手不足対策として店員の作業負担を軽減するのが目的で、実証実験で手順や効果を判断し、9月末までに全国約1万5,000の全店舗で運用を目指している。

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 セルフレジは消費者が購入する商品のバーコードを機械に読み取らせ、精算する。実験店舗ではレジ1台をセルフにし、決済方法をクレジットカードや電子マネー、ポイント全額利用、バーコード決済などキャッシュレスに限定する。利用者には通常ポイントに加え、Ponta、dポイントを2ポイント付与する。

 徳島県内での実証実験は29日までの4週間。参加や運用時間は各加盟店に判断に委ねられる。収納代行や電子マネーのチャージ、切手やはがきの販売、コンビニエンスストア受け取りなどのサービスは対象外になる。

 ローソンが約150億円を投じて2月に全店舗に導入を終えた新型POSレジは、店側の簡単な操作により従来通り店員が操作するモードからセルフレジへ切り替えることができる。現在、全国の50店舗で試験運用しているが、広域での実証実験は今回が初めて。徳島県はキャッシュレス決済比率が16%ほどで、全国平均の約20%を下回っているため、今回の実証実験にキャッシュレス決済利用促進の意味も込めている。

 ローソンをはじめとするコンビニ業界は、人手不足が全国的に深刻さを増している。このためローソンは、新型POSレジのセルフレジ機能を本格的に活用することにした。店内の1台をセルフレジとすることにより、店員の作業量5時間分を軽減できるという。

 日本スーパーマーケット協会によると、セルフレジを導入しているのは2018年で加盟スーパーの15%、セミセルフレジが54.6%に達した。コンビニ業界はセブン-イレブン、ファミリーマートなど大手5社が2025年までに国内全店舗で導入を計画している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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