ARM、SMT対応CPUを発表

2018年12月26日 22:50

 ARMが同時マルチスレッディング(Simultaneous Multithreading、SMT)対応のCPU「Cortex-A65AE」を発表した(PC WatchARMの発表)。自動運転車での利用などが想定されているようだ。

 Cortex-A65AEのSMTはIntelの「Hyper-Threading」に似た機能で、アウトオブオーダー実行パイプラインを使って、1サイクルで2つのスレッドを同時実行できる。ARMプロセッサがSMTに対応するのはこれが初めてだという。

 さらに、各コアに割り当てる処理をコントロールする「Split-Lock」という機能も備えるとのこと。各コアに対しそれぞれ異なる処理を実行させることで性能を向上させたり、同じ処理を複数のコアで同時に実行させることでミッションクリティカルなアプリケーションにおける冗長性を高める、といったことができるという。

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