マツダ、次期「アクセラ」と思われる謎のティザー映像をYouTubeに公開

2018年10月20日 17:06

■「11月新しい時代が始まる」15秒の映像

 マツダは10月17日、15秒の映像をYouTube上に公開した。「A New Era Begins November 2018(11月新しい時代が始まる)」と題したこの映像は、マツダのイメージカラーであるソウルレッドにペイントされた見慣れない車種のハッチバックらしき姿は、「2017東京モーターシュー」で公開されたコンセプトカー「魁(KAI)コンセプト」に似ている。

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■次期アクセラであると言い切れる根拠

 この時期、あえて昨年公開したコンセプトカーを意味ありげな映像でYouTube上に公開する意味 はまずない。となれば、11月に発表されると見られている次期「アクセラ」のティザー映像であると見るのが自然だ。映像の最後には「NOVENBER」という文字が浮き上がってくるので、まず間違いない。現行モデルのアクセラスポーツ/セダンは2013年11月に発売され、ちょうど5年目となる2018年11月にフルモデルチェンジされる予定となっている。
 
 次期アクセラとされる「魁(KAI)コンセプト」は、「2017東京モーターショー」での評判も良く、このまま発売されればいいのにという声も多く聞かれていた。

 今回のティザーが次期アクセラであれば、「魁(KAI)コンセプト」そのものというデザインというより、さらに洗練されて登場するのではないかと期待させる。また、コンセプトカーやティザー映像で公開されているのはハッチバックモデルのアクセラスポーツだけで、今だ姿を現さない4ドアセダンのスタイリングも注目される。

■搭載されるか 次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」

 さらに、次期アクセラに期待されているのが、次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」だ。ガソリンエンジンにおいて圧縮着火を制御する技術の実用化に世界で初めてめどをつけたこのエンジンが、最初に搭載されるのはマツダの新車スケジュールから見て次期アクセラとされており、発売初期から搭載されるかどうか注目されている。

 ディーゼルに吹く逆風が収まらない中、ハイブリッドを持たないマツダは、自社開発や他車との提携によるEVの登場までに打つ手は限られており、ディーゼルとガソリンエンジンの良いとこ取りといわれるこの「SKYACTIV-X」が、マツダにとっての社運をかけたエンジンになりそうなだけに期待は高まる。11月、マツダの「新しい時代が始まる」のは違いない。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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