米テスラの労働環境、Amazon.comの倉庫並みか

2018年5月17日 21:09

 米Tesla Motorsの自動車工場の労働環境はAmazonの倉庫並みに悪いそうだ(Engadget Japanese)。

 Teslaの工場では労働災害がほかの自動車工場よりも31%多く、重傷を負う災害も高かったという。また、発生した労務災害を適切に州に報告しなかったり、事故の発生件数を過小に申告していたとの疑惑も出ている(ブルームバーグEngaget Japaneseの別記事)。

 さらに、下請け・孫請け社員に対して「優秀な労働者だと推薦された者」以外は出社を禁じる命令を突然出したことも報じられている(GIGAZINEギズモード・ジャパン)。また、同社で働く契約社員への残業手当未払いや資材納入代金の未払いなども発生しているという。

 いっぽうでTeslaの「Model 3」は生産に遅れが発生しており、批判を浴びていた。これに対し、Teslaのイーロン・マスクCEOは工場の自動化を進めすぎたと述べている(Aotoblog)。なお、Teslaは先日中国に現地法人を設立しており、中国内での生産も進める方針のようだ(ブルームバーグ)。

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