スズキ、新型「スイフトスポーツ」発売、初の3ナンバーボディ採用

2017年9月23日 15:33

 スズキは、新型「スイフトスポーツ」を、9月20日に発売した。1.4リッター直噴ターボエンジン、軽量高剛性なボディ、新開発サスペンションの採用により圧倒的な動力性能とハンドリング性能を実現し、クルマを操る楽しさをさらに高めたコンパクトハッチである。

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 「スイフトスポーツ」は、「スイフト」のスポーツモデルとして2005年に初代が誕生し、日本をはじめ欧州を中心とした海外市場においても、走行性能を徹底的に追及したコンパクトスポーツHBとして高く評価され、多くのユーザーも支持されたモデルだ。

 3代目となる今回発売した新型「スイフトスポーツ」は、軽量化技術とともに走行性能を向上させた新型「スイフト」をベースに、日常での使いやすさを確保しながら、より高性能なホットハッチへと進化させた。

 搭載するパワーユニットは、低回転から高トルクを発揮する1.4リッター4気筒直噴ターボのK14C型エンジンだ。1.4リッターという小排気量から、140ps(103kW)/5500rpmの最高出力、23.4kg.m(230Nm)/2500?3500rpmの最大トルクを発生し、2.2リッター自然吸気エンジンに匹敵するパワー&トルクを発揮する。同時に好燃費でもあり、JC08モード燃費は、6MT車が16.4km/リッター、6AT車は16.2km/リッターを達成している。

 エキゾーストサウンドにもチューニングを施し、排気系をはじめ、吸気系、冷却系、懸架系を専用設計し、スポーティな味付けとし、走行性能の向上に加え“スポーツを体感”できる演出にもこだわったという。

 軽量高剛性な新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」採用による約70kgの軽量化、新開発サスペンションにより高い動力性能とハンドリング性能を実現。卓越した性能を感じさせる力強いデザインを採用。トレッドを拡幅し直進安定性、旋回性能を向上。その結果、国内仕様スイフトスポーツとして初の3ナンバーサイズのボディとなった。ボディサイズは全長×全幅×全高3890×1735×1500mm、ホイールベース2450mmである。車重は1tを切る970kg(MT車)、990kg(AT車)となった。

 インテリアで目立った特徴は、スポーツ走行時などでドライバーをしっかり支える形状のSportロゴ入り専用フロントシートを採用したこと。高精彩の4.2インチ大型カラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイをメーター中央に採用。ブースト計と油温計を追加し、スポーツドライビングをサポートし、スポーティな雰囲気を演出する。表皮にディンプル加工を施しグリップ性を向上させた専用本革巻ステアリングホイールを採用している。

 安全運転支援システムとして、スズキ初採用となる車線逸脱抑制機能をはじめ、単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をメーカーオプション設定(セーフティパッケージ装着車)し、安全装備も充実させた。

 これにより、セーフティパッケージ装着車は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「セーフティ・サポートカー」の「サポカーS ワイド」に該当する。新型「スイフトスポーツ」の価格は、6MT車が183.6万円、6AT車が190.62万円となる。(編集担当:吉田恒)

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