広陵・中村奨成が大会6本塁打の新記録、32年ぶりに清原抜く 夏の甲子園

2017年8月22日 21:30

 阪神甲子園球場で行われている全国高校野球選手権大会は22日、準決勝2試合が行われた。第1試合は広陵と天理が対戦。広陵の中村奨成が1回に先制2ラン、5回に同点に追い付くソロ本塁打を打ち今大会通算6本塁打となった。これは32年前に清原和博(PL学園)が記録した1大会5本塁打を更新するものである。

 試合は乱打戦となったが中盤から最終回にも得点を重ねた広陵が天理の最終回の反撃を3点で抑え12-9で振り切った。広陵は10年ぶりの決勝戦進出となる。

 中村は1回、初球をあっさり捉えバックスクリーンへ先制の2ランを放つ。1点差でリードされた5回にも、バックスクリーン横の左中間へ豪快な同点ソロ本塁打を打つ。

 中村はその後も7回に2アウトフルベースからレフト方向へ走者一掃の2塁打を放つ。9回にも2塁にランナーを置いてセンター前タイムリーヒットで打点を重ね、この日だけで7打点を挙げた。通算では17打点の新記録となり、2008年に萩原圭悟(大阪桐蔭)が記録した1大会個人最多打点15打点をも更新した。また39塁打となったが、これも2009年に河合完治(中京大中京)が記録した1大会個人最多塁打28塁打を更新した。

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