高圧一括受電で電気代安くなるというマンション、実際には割高のケースも

2017年7月19日 08:20

 マンション内の各住居および共用部で、まとめて電力会社との契約を行い、高圧受電を行うことで電気料金を削減できるという「高圧一括受電」が近年注目されている。マンションで使用する電力を託送料金が安い高圧で一括して購入し、それをマンション内の施設で低圧に変換するというやり方だ。しかし、一部のマンションでは共用部の電気料金が割高になっており、そのため、各戸が支払うトータルの電気料金も割高になっているケースがあるという(朝日新聞)。

 高圧一括受電を利用する場合、電圧の変換や各戸の電気使用量の検針、支払いのとりまとめ、設備管理などが必要となる。そのためそれを代行する企業が登場しているのだが、今回の問題ではその企業が本来割安な高圧電力を利用していたエレベータなどの共用部についても、低圧に準じた料金設定にしてしまったのが原因のようだ。

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