三菱重工業、自社開発試作水陸両用車の試験動画をデモ公開

2017年6月22日 17:51

 6月12日〜14日にかけて開催されていた防衛関連技術等に特化した展示会・国際会議「MAST Asia 2017」にて、三菱自重工業が社内で開発を進めていた水陸両用軍事車両「MAV(Mitubishi Amphibious Vehicle)」の試験動画を公開していたそうだ(Jane's 360軍事・ミリタリー速報動画JBPress)。

 米軍や自衛隊は「AAV7」と呼ばれる水陸両用車を導入している。AAV7は米海兵隊が1960〜70年代に開発を主導した車両がベースとなっていることもあり、昨今ではより近代的な車両の開発を米海兵隊が進めていたが、2011年にこの計画はキャンセルになったという。こういった背景から、防衛省は独自に水陸両用車の開発を決定、三菱重工と開発を進めていた(2016年の産経新聞記事)。

 今回公開されたMAVはAAV(400馬力)を大幅に超えるのエンジン出力(2206kW、およそ3000馬力)を持ち、さらに水上での移動能力も大幅に高いと言う。

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