DARPAとボーイングの宇宙飛行機「XS-1」のデザインが決定、製造へ
2017年5月26日 21:10
AC0x01曰く、 DARPAは5月24日、研究中であった二段式宇宙往還機「XS-1」について、ボーイングが提案していた二段式ロケットプレーンで一段目を再使用する案を選定したことを発表した(DARPAアナウンス、ボーイングXS-1ページ、Sorae.jp、 Engadget Japanese、Slashdot)。
XS-1は、LEOに1,360kgのペイロードを10回/10日という高頻度で、かつ一度の打ち上げコストを500万ドルに抑えることを目指した野心的な開発計画。ボーイング案は「Phantom Express」と呼ばれており、垂直に打ち上げられたのち、空中で使い捨ての二段目ロケットを発射、一段目はそのまま飛行機のように滑走路に着陸することが計画されている(イメージ動画)。エンジンには事前に噂されていたブルーオリジンの「BE-4」ではなく、エアロジェット・ロケットダインのLOX/LH2系の「AR-22」が採用された。2020年の初打ち上げが予定されている。