『天空の城ラピュタ』タイガーモス号のプラモデルが8日発売

2016年12月5日 08:51

 プラモデルメーカーのファインモールドは、映画『天空の城ラピュタ』に登場する飛行海賊船「タイガーモス号」のノンスケールプラモデルを8日発売する。希望小売価格は4,500円(税別)。

 ノンスケールとは、実在しない物など元の大きさが不明で正確な縮尺が分からない造形物の事。部品点数48点、完成時のサイズは全長192mm、幅206mm、全高105mm。そのほか、小型飛行機「フラップター」、船長ドーラなどのミニフィギュア9点が付属する。

『天空の城ラピュタ』は、宮崎駿監督、スタジオジブリ制作による1986年公開のアニメ。空に浮かぶ幻の廃都「ラピュタ」を巡り、その謎を追い求める少年パズー、ラピュタ王族の末裔の少女シータ、財宝を狙う海賊ドーラ一家などが冒険活劇を繰り広げる。タイガーモス号はドーラ一家の空中母船で、フラップターはその搭載機。

 タイガーモス号はパズーとシータがドーラ一家の仲間となった後、物語中盤の主な舞台となるのだが、パズーが働く機関室やパズーとシータが深夜に語り合う船上部の見張り台なども忠実に再現されており、オールドファンには嬉しいこだわりの出来栄えだ。

 また、ファインモールドはこのタイガーモス号より以前に、『ラピュタ』関連として「ロボット兵(戦闘バージョン)」、「ロボット兵(園丁バージョン)」の二つのプラモデルも発売している(いずれも税別3,800円)。前者にはパズーの、後者にはシータのフィギュアが付属しているので、こだわる人はすべて揃えてみるのもよいかもしれない。

 なお、映画中では解説されないが、タイガーモス号とフラップターは天才発明家だったドーラの亡き夫(劇中未登場)の遺作だという裏設定がある。物語終盤でタイガーモス号が大破炎上した後ドーラは「もっといい船作りゃあいいんだ」と気丈に発言するが、建造技術は失われており同じものはもう作ることができないらしい。宮崎駿監督の作品に登場する航空機械は現実の航空力学に照らし合わせた時「なぜこれが飛ぶのか分からない」というようなものが数多く存在するが、タイガーモス号とフラップターに関しては作中でも同じであるというわけだ。

 しかしそれだけに、今年7月のメディアアーティスト八谷和彦氏による「メーヴェ」(同じく宮崎駿氏の作品『風の谷のナウシカ』に登場する小型飛行機)公開飛行は衝撃であった。物語の中に登場する架空の航空機械が現実の空を飛んだのである。

 ラピュタ関連でいうと、さすがに人が乗るようなものは無理だが、フラップターについては実際に飛行可能なラジコンが幾人かの技術者たちの手によって作られているという。ジブリファンの飽くなき挑戦恐るべし、といったところか。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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