IDCフロンティア、週休3日導入―妊娠・育児中、要介護者を抱える社員対象

2016年10月16日 18:28

 「半ドン」という言葉を覚えていらっしゃるだろうか。かつて昭和の時代は、週休1日で、土曜日が半日、いわゆる「半ドン」だったのである。ところが時代は週休2日が当たり前になり、そして週休3日の時代が訪れようとしている。

 IDCフロンティア(IDCF)は、妊娠・育児中、および要介護者を抱える社員を対象に、週の労働日を減らす週休3日制勤務や、オフィスへの出勤が不要な在宅勤務などを選択できる「フルサポート勤務制度」を2016年10月から導入すると発表した。

 同社によると、週休3日制勤務は、1週間の所定労働時間はそのままに、勤務日を週4日に集中させ、土日と平日1日を休日とするものだという。在宅勤務はオフィスに出社することなく、自宅もしくは要介護者の住む実家などで業務を行うもので、配偶者の妊娠を含む社員自身のマタニティ期間や出産後の育児、家族の介護等必要な期間に、対象の社員自らがこれらの勤務形態を自由に選択することができるという。

 今回導入した「フルサポート勤務制度」により、ライフステージの変化による育児や介護など個別性・多様性に富んだ社員の働き方の幅を広げ、勤務形態の最適化を目指すことができるようになるとしている。

 「フルサポート勤務制度」の概要は、対象者・妊娠中の社員(配偶者の妊娠含む)、育児中の社員(小学6年生以下の子ども)、介護者となる社員(家族の常時介護)。また、フルサポート勤務制度は、次の4つの勤務形態から対象者が選択できる総称だという。(1)週4日勤務:週の労働時間は通常勤務(38.75時間)同様で4日に集中して勤務、土日祝日に加え平日1日を休日に設定。(2)週6日勤務:週の労働時間は通常勤務(38.75時間)同様で6日に分散して勤務、平日5日に加え土曜日を勤務日に設定。(3)Fワーク勤務:自宅もしくは実家で月2回勤務し、1日の勤務時間(7.75時間)を5:00~22:00の間で自由にスライド。(4)フレックスタイム制勤務:コアタイムを10:00~15:00とし、1日の勤務時間(7.75時間)を5:00~22:00の間で自由にスライド。

 制度利用期間は半年単位で、勤務形態の変更が可能であるとしている。(編集担当:慶尾六郎)

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