4月の家計消費支出、前年比0.4%減―実質マイナスは2カ月連続 

2016年5月31日 17:11

 総務省が31日発表した4月の家計調査報告(2人以上の世帯)によると、消費支出は1世帯当たり29万8520円で、前年同月比実質0.4%の減少となった。消費支出の前年比実質マイナスは2カ月連続である。勤労者世帯の実収入は1世帯当たり48万98円で、前年比実質1.0%のプラスとなった。

 消費支出の内訳をみると、設備の修繕・維持などの住居費が前年比実質11.5%減少したのをはじめ、洋服などの被覆・履物が同10.4%減少、家庭用耐久財や家事雑貨などの家具・家事用品が同5.7%減少、交通・通信費が同3.4%減少と軒並み減少した。半面、授業料、補習教育などの教育費は同22.4%増加、食料費が同1.6%の増加となった。

 一方、勤労者世帯の実収入は前月の0.3%増に続き2カ月連続増加した。実収入の内訳は、世帯主の収入が前年比実質3.3%増加と、9カ月ぶりのプラスとなった。配偶者の収入は同2.0%増と4カ月連続して増加した。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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