ワコール、瞬時発火の恐れがあるとしてパジャマの自主回収を発表

2016年4月26日 07:07

 ワコールは25日、子会社のウンナナクールが2014年10月から販売するパジャマの一部に瞬時に発火する可能性である「表面フラッシュ」が発生するとして自主回収すると発表した。「表面フラッシュ」が発生した報告は6件で負傷はないという。自主回収は3月29日から開始されている。現時点の回収数は約1500枚(全体の約15%)。

 「表面フラッシュ」とは、生地の表面毛羽に着火すると、毛羽から毛羽へ非常に速いスピードで、瞬時に火が走る現象のこと。同社は、当該商品の着用の中止を依頼し、商品を回収し返金するため購入した店舗、またはワコールお客様センターの特別窓口まで連絡してほしいと呼びかけている。

 瞬時発火の可能性があるのは、「ウンナナクール」グラデーション裏毛パジャマと裏毛裏起毛ボーダー&スキーヤーパジャマの合計5品番。総販売枚数は10,135枚だという。回収告知は、同社の店頭告知のほか、メールマガジンや同社関連や経済産業省、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)、消費者庁、および販売した商業施設2社のホームページで行われている。また通販業者経由については購入者へ個別の連絡も行われている。

 問い合わせ先は、同社お客様センターでフリーダイヤル0120-056-023。受付時間は午前9時30分~午後5時00分(土・日・祝日・夏季休業(8/11・12)・年末年始をのぞく)。そのほか、同社ホームページや店舗でも受け付けている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事

最新記事