リドリー・スコット製作の映画『チャイルド44 』原作はこのミステリーがすごい!第1位
2015年4月25日 19:15
巨匠リドリースコットが製作、「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ監督が描く最新作、映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』が、2015年7月3日(金)に全国公開されることが決定した。
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この映画の原作は、2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で第1位を獲得した、トム・ロブ・スミス原作のミステリー小説「チャイルド44」。1950年代、犯罪なき理想国家を掲げるスターリン体制下のソ連で起こった子供を狙った連続殺人事件の捜査がスリリングに描かれる。
主人公レオ役にトム・ハーディ、レオの捜査に協力する謎の警察署長ネステロフ将軍役にゲイリー・オールドマン、国家にスパイ容疑をかけられるレオの愛妻ライーサ役にノオミ・ラパスと、演技に定評がある人気俳優たちが集結している。他にもヴァンサン・カッセルやジェイソン・クラークなども登場。原作の注目度に相応しいキャスティングだ。真実さえ歪められる国で起こる、殺人事件の結末に注目してほしい。
■ストーリー
1953年、スターリン政権下のソ連で、子供たちの変死体が次々と発見される。年齢は9歳から14歳、現場は山間の線路沿い、全裸で胃は摘出され、死因は溺死。だが、“殺人は国家が掲げる思想に反する”ため、すべて事故として処理される。秘密警察の捜査官レオは親友の息子の死をきっかけに、事件解明に乗り出す。捜査が進むほどに、元同僚の秘密警察に追われ、さらに、愛する妻ライーサにも不当な容疑がかけられる。真実が容易に歪められるこの国で、愛する者すべてを危険にさらしながら、レオは真犯人に辿り着けるのか──?真実は、歪められる。犯罪も、愛さえも。