コカコーラ、「つぶしやすさ」と「注ぎやすさ」を両立した新しい大型ペットボトルを無糖茶に導入
2015年2月11日 20:48
コカ・コーラシステムは10日、つぶしやすさと注ぎやすさを両立した新しい大型ペットボトル「ペコらくボトル」を今月23日より、無糖茶カテゴリーの製品を対象に全国で導入すると発表した。
「ペコらくボトル」は、大型ペットボトルに対する“空容器がかさばり邪魔になる”という消費者の不満を解消するために開発した製品。「つぶしやすさ」だけではなく、「握りやすさ」「注ぎやすさ」も従来のペットボトルより上回ることに成功したという。
近年、大型ペットボトルは家庭での飲用シーンを中心に全国で普及しているが、同社が行った調査によると、約7割の消費者が「使用後に空容器がかさばり邪魔になる」という不満を持っていることが判明した。また、国内のペットボトル容器の回収頻度は主に週に1度、エリアによっては月に1度と低く、消費者は一定期間、家庭内で空容器を保管する必要がある。
こうした消費者の不満を解消するため、コカ・コーラシステムは今回の新製品「ペコらくボトル」を開発し、「爽健美茶」や「綾鷹「綾鷹まろやか仕立て」を中心とした「無糖茶」カテゴリーの商品を対象に全国で導入する。同社は今後、順次「水」カテゴリー、「スポーツドリンク」カテゴリーにも導入予定だという。
「ペコらくボトル」の重量は29g、角柱型のデザインを採用することによって、対角線方向に軽く力を入れるだけで簡単につぶすことができる。対角線方向につぶした後、底を折り曲げたサイズは従来の2Lペットボトルに比べて、約半分になる。また、容器デザインに改良を重ねることで注ぎやすさも兼ね備えた。
昨今の軽量ボトルはミネラルウォーターでの展開が一般的だが、同社では経験と知見を活かし、茶系飲料への展開を実現することとなった。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)