パイプドビッツ:福岡市は「徘徊高齢者捜してメール」において「スパイラル(R)」を活用した導入事例を1月28日に公開

2014年1月28日 17:13

■開始後1か月で、4件のメール配信があり,いずれも無事に発見

 パイプドビッツ<3831>(東マ)は、福岡市が、見守り推進プロジェクト第2弾として2013年12月10日に配信開始した「徘徊高齢者捜してメール」において、メールの配信や、協力者の登録システム及び協力者管理システムとして情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」を活用した導入事例を1月28日に公開した。

 九州最大の政令指定都市である福岡市は、人口150万人を突破してなお人口が増え続けており、15歳~29歳の若者層の割合が政令指定都市の中で最も高い一方で、高齢者も増加傾向にある。

 全国では高齢者の推計15%が認知症とされ、厚生労働省は2010年の認知症高齢者数を約439万人と推計し、施策推進計画を策定している。福岡市では認知症高齢者が2012年度末で約2万9千人と4年前に比べて約1.2倍になり、福岡県警では、自宅に帰ることができずに警察に保護されたり、徘徊したりする行方不明者届が増加していると発表している。

 そこで福岡市は、道迷いや徘徊により行方不明になった高齢者の早期発見・早期保護を目的として、市民の協力サポーターや、介護事業者、交通事業者、コンビニ等の協力事業者に、警察に行方不明者届が出された行方不明者の服装や体型などの情報をメールで一斉配信し、可能な範囲で捜索に協力してもらい、発見した際にはメール文中の警察署に連絡する「徘徊高齢者捜してメール」事業を開始した。開始後1か月で、4件のメール配信があり,いずれも無事に発見されている。

 福岡市は、厳格なセキュリティが求められる官公庁自治体に多数採用されている「スパイラル(R)」を利用することで、協力者の個人情報を安全に管理しながら、即時配信機能で緊急配信にも迅速に対応できる仕組みを実現している。

 また、「スパイラル(R)」のデータベースは画像の格納ができるため、顔写真を取り扱うことができる。行方不明者の家族の同意により、顔写真や実名の公開範囲を制限できるよう構築しており、個人情報への配慮と利便性を両立させている。

▼導入事例【福岡市】 http://www.pi-pe.co.jp/spiral-suite/case/cityfukuoka/ (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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