デヴァステのデザイナー、フランソワに聞く「東京」と「ヴィア バス ストップ」
2013年11月18日 11:49
デヴァステのデザイナー、フランソワ・アラリィ(写真左)とオフェリー・クレール(写真右)
「ヴィア バス ストップ(VIA BUS STOP)」は、フランスのデザイナーズ・デュオ、「デヴァステ(DEVASTTE)」とコラボレーションし、「デヴァステ プール ミュージアム(DEVASTTE POUR MUSEUM)」を発売した。
デヴァステは、フランス人カップル、オフェリー・クレール(Ophelie Klere)とフランソワ・アラリィ(Francois Alary)が2004年よりスタートしたブランド。フランス語で荒廃を意味するDEVASTTEをブランド名に冠する通り、モノトーンベースに、ダークでファニ―なイラストをほどこしたルックが特徴だ。フランス生産にこだわり、パリ近郊を拠点に、パリにてコレクションを発表している。2014年春夏コレクションでは、青山霊園をテーマにコレクションを発表し、話題を呼んだ。
今回のコラボレーションは、デヴァステがインスピレーションを受ける南フランスの村の風景や世界各国のセメタリー(墓地)、グレイブ・ストーン(墓石)、ガーデニング道具など、愛とオリジナリティのあるキャラクター達をあしらった生活雑貨やソックス、バッグなどがラインナップされている。
11月15日夜には、東京・代官山にあるヴィア バス ストップのフラッグシップ「ヴィア バス ストップ ミュージアム(VIA BUS STOP MUSEUM)」で、同商品の発売を記念し、2014年春夏コレクションのプレゼンテーションと、カクテルパーティーを開いた。
アパレルウェブ編集部は、プレゼンテーションを終えたばかりのデザイナー、フランソワに話を聞いた。
――今回のプレゼンテーションは、9月のパリコレで行ったものとちょっと違うような感じですよね。
最初はパリで発表した今シーズンのコレクションピースをそのまま日本へ持ちこもうと思っていました。しかし東京に来て、コレクションの準備をしていくうちに、どこか違和感を持っていました。そう感じていくうちに、東京ではパリとは違ったものを見せたいと思いました。
――東京の街には、どんなイメージを持ちましたか。
実は5月に日本に初来日しました。私は、NYやロンドンといった大きな街が苦手なのです。どちらかというと出身地でもある田舎が好きです。そのため、東京に来る前は恐怖心を持っていました。しかし、東京に着いた瞬間になぜか好きになってしまいました。なぜだかはわからないですが。
――今回は青山墓地からインスピレーションを得たと聞きました。そこでお聞きしたいのですが、フランスの墓地と日本の墓地は違ったものですか。
パリでは大きい墓地よりも小さい墓地が好きですが、(パリと日本では)使用されている石や建築の雰囲気も違うと思ってました。しかし実際に日本の墓地行った際、なにかフランスの墓地と共通した面白いものを感じました。
――一般的には、お墓というものは怖いイメージを持つものですが。
自分たちにとって自然に感じることができるので、ネガティブなものは感じません。僕は5歳の時に初めて墓地に行きました。幼い頃からの親しみもあったので、恐怖心や悲しいといった感情は不思議とありません。
――今回のヴィア バス ストップとのコラボレーションについて教えてください。お二人でアイテムを選んだのですか。
はい。そうです。ヴィア バス ストップとは長く付き合いをしているのですが、1年半ぐらい前に、(ヴィア バス ストップの)社長に白い紙(キャンバス)を提示され、世界観を出してくれと言われた。その後、何度も話し合いを重ね、練りに練って作り上げました。
――並んだ商品を見てどう思いますか?
「アイテム数がこんなに多かったのか」と改めて実感。できあがってくるサンプルを見て、毎回嬉しいショックを受けていました。
――最後に、今の気持ちを伝えください。
ファッションや洋服だけでなく、色々な意味でアイデアを共有して、前進できたことをとても光栄に思います。
<商品ラインナップの一部(価格は税込み)> ノートブックセット ¥4,095、カップ ¥1,890、キッチンポット ¥2,940、レターセット ¥3,675、マスキングテープ\630、ブックマークセット¥630、ポートフォリオバッグ\43,050、ソックス¥3,150 全国のヴィア バス ストップ店舗で発売
<店舗情報> ヴィア バス ストップ ミュージアム(VIA BUS STOP MUSEUM) 住所:東京都渋谷区猿楽町28-14 電話:03-5459-1567 http://www.viabusstop.com/



