【東京2014春夏=10月16日】“みるみる服が縮む”アンリアレイジの新発想
2013年10月17日 10:46
Photo by Ko Tsuchiya
今シーズンも、観客が息を呑んだ。前シーズン、“色が変わる服”で話題を呼んだ「アンリアレイジ(ANREALAGE)」。今シーズンは、“縮む服”をショーで披露した。ショーの終盤、ランウェイの中央がせりあがり、2人のモデルが着たワンピースにシャーリングがより、体にフィットしていった。演出の都合上、モーターを使ったが、実際の商品にはダイヤルが付いていて、そのつまみを回すことによって、サイズを微調整できるとのこと。奇抜なアイディアのようだが、シーンや着こなしに応じてシルエットを変更できるという、リアルな用途を想定した新発想だ。
■「アンリアレイジ」のレポートはこちら
Photo by Koji Hirano
“日本の眼”と掲げた日本の美しさをテーマにした「まとふ(matohu)」8回目のコレクション。今回は、“尽くし”というコンセプトで、日常のさりげない要素から模様や色を用いて“心尽くし”を表現した。ブランド初となるメンズの登場で新しい提案を見せ、得意のトーン・オン・トーンのコーディネイトではピンクやグリーン、イエローなどのネオンカラーを取り入れ、春らしい高揚感をあらわした。デザイナーの堀畑 裕之氏は、「震災を経て変化がでてきた昨今において、贅沢ではなく、普段見過ごしそうな日常のものをかき集めることにより新しいものを生み出したかった。人に喜びや豊かさを与える“心尽くし”を表現したかった。」と語った。
■「まとふ」のレポートはこちら
Photo by Koji Hirano
「ハン アン スーン(HAN AHN SOON)」は、オランダの抽象画家ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)にインスパイアを受けたショーを発表した。モンドリアンの特徴である直線、スクエア、赤、黒、黄、青に、ハン アン スーン得意のパステルカラーの色づかいやレースを用いてコレクションを仕上げた。
■「ハン アン スーン」 のレポートはこちら
(c) Japan Fashion Week organization
「ネ・ネット」のテーマは「日常」。ランウェイ上に机や、ベンチなど設置し、アットホームな演出でショーを行った。コンセプトでもある“男女が共有できる日常着”を再度見つめ直した今回は、前半は秋冬コレクションかと目を疑う厚手のルックが登場した。また、アニマルモチーフを落とし込んだアイテムも先シーズンに引き続き登場。中盤に登場したアウトドアテイストのアイテムは、デザイナー自身が興味を持っているキャンプからインスパイアを受けたという。ショーの後半にはパジャマルックやシャツスタイルのルック、チェック柄パンツにチェック柄パンツを重ね、さらにチェックシャツを腰に巻いた、色鮮やかなルックも登場した。
(c) Japan Fashion Week organization
中国本土発の「ジェイ エヌ ビー ワイ(JNBY)」もショーを行った。中国、ロシア、日本、カナダ、フランス、イギリスにて、700店舗以上のショップを展開している現地で人気のコンテポラリーデザイナーブランドだ。今季のテーマは“ヴィンテージとアーティテクチャー”。古い工芸や伝統に対する新しい評価と革新を、現代の生産力で融合させ、新しいアイテムを作り上げた。シルクや麻などの天然繊維を使用しナチュラルな質感だけでなく、吊り紐や布のなびく姿で女性らしさを表現したコレクションだった。
また、ブランド創立20周年を迎えた「アトウ(ato)」は前シーズンに引き続きテーマを「コンポジション(構成)」と設定。パターン、色、素材などの構成を新たに見直し、日常的に着る事の出来るリアルなワードローブを発表した。
<編集 山中健>
★メルセデスベンツファッションウィーク東京2014春夏特集はこちら